前回はしとしと降り続く雨の話をしましたが、やはりインドの雨季は日本の梅雨とは違い、一気にどばぁーっ!と降ってさっ!とやみ、すぐに日が差して来るというパターンが多いのです。
ここはラジャスタン州のジャイプールです。
ちょうど昼食を取ろうとローカルな食堂に入った直後、ぽつぽつと大きな雨粒が降って来たなと思ったら、あっという間に雨の勢いが増して行き、それはもうものすごい土砂降りになりました。
私はすでに安全な場所にいましたので高みの見物だったのですが、外では雨を避けようと必死に走る人たちや、売り物の商品が濡れないようにシートをかぶせる露天商、そして観光用の象に乗っているところをこの雨に襲われ、象遣いが用意したのであろうブルーシートを頭からすっぽりとかぶり、もう景色なんか楽しむ余裕(まあ物理的にも視界が妨げられていて見えないのですが)もなく、ただ単に象の背に揺られているだけの観光客などがおりました。
そんな雨も私が食事を終える頃には完全にやんでいました。しかしおもての道路はいちどきに集中的に降った雨を速やかに処分することができず、どこもかしこも水浸しになっていて、行動を再開するにはもうしばらくここで雨宿りならぬ排水宿り(?)をしなければならなかったのであります。(そりゃあザブザブと水の中に入って行けばいいのですが・・・ちょっとねえ・・・)
日本でも最近「ゲリラ豪雨」なんてものが発生して、降雨量が排水量を上回ってそこら中が水浸しになるという現象が起こっておりますが、インドではあんな感じの降り方がごく普通にあるわけです。でまたそれは大都市ニューデリーのアスファルトで固められた道路でも、その貧弱な排水システムゆえにあちこちが冠水してしまうというぷち災害をもたらすのであります。
よくお金を浪費することを「湯水のように使う」なんて言いますが、水だって出す以上に入ってくればそんなふうにすぐに溜まるのですから、お金もいくら使っても貯まって仕方がないというくらい、どんどん入って来て欲しいものだと思うところであります。
来い!ゲリラ的集中入金!
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