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ボルボの夜行バス:チェンナイ

         
  • 公開日:2011年2月23日
  • 最終更新日:2022年6月3日

ここはチェンナイ・セントラル駅とは広い道を挟んだ反対側です。
この建物は基本的には食堂で、その入り口あたりに長距離バスのチケットブースがあり、またこのすぐ前にバスが来るということなので、私は先ほどからじっとバスを待っているのです。そもそも私は夜行の長距離バスというものが大嫌いなので、今回の旅では夜の移動は列車のみと心に決めていたのです。
それがマハーバリプラムの鉄道予約オフィスでチェンナイ-ヴィシャカパトナムの列車が取れず、さらに先日外国人優先枠を当てにしてわざわざやって来たこのすぐ目の前のチェンナイ・セントラル駅の予約オフィスでもチケットは手に入らず、しかも高飛車な女性係官の態度に打ちのめされ、しかたなくその足でバスのチケットを買ったというわけなのです。

私がバスのチケットを買ったのは実はこのブースではなく、このちょっと先にある小さな旅行社だったのですが、料金は1100ルピー(約2200円)でした。
で、今日はまずその旅行社へ行き、この乗り場まで案内されて来たのですが、案内のおっさんは私に正式なチケット(ここのブースで発行されたもの)を手渡すとそそくさと帰って行ってしまいました。
なにをあんなに急いでいるんだろう?といぶかしく思いながら、手渡されたチケットを確認して見ましたら、なんとまあ、料金は900ルピー(約1800円)と印刷されているではありませんか。
そりゃまあ旅行社は手数料収入で成り立っているものなのでしょうが、これはちょっと取り過ぎじゃあないでしょうか?それに普通は定価の900ルピーの中から斡旋手数料を取るものなのではないでしょうか?これじゃあ旅行社じゃなくてダフ屋なんじゃないでしょうか?どーなんでしょうか?

でもまあ列車のエアコン付寝台でも1100ルピーほどしますので、ここは潔くあきらめるしかないでしょう。

料金が高いだけのことはあって、バスは乗り心地の良さで定評のあるボルボ社のものでした。エアコンはもちろん良く効いていますし、座席も広めでリクライニングもばっちり、さらに前後の間隔もほどよく確保されていますので、前の人が背もたれを倒して来てもあまり圧迫感を感じません。
ただしボルボのバスとは言えどそこはインドの長距離バス、前方のテレビではタミル映画がかけられ、その音声がかなりのボリュームで車内中に響き渡っていて、あろうことかそのスピーカーのひとつが私の頭の上にあるからたまったもんじゃあありません。

私は素早く持参のウォークマンを取り出すと、いつもよりしっかりとイヤホンを耳に差し込み、これから始まる約11時間の長旅に備えたのでありました。

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木彫りのガネーシャ