早朝の商店街、固く閉ざされたシャッターの前で、何人ものおっさんが座っていました。よく見るとおっさんたちのまわりには紙の束が置かれており、おっさんはそいつを手にすると慣れた手つきでばらばらばらっと数え上げ、そしてまた下に置くなんてことを繰り返しております。
ははあ、どうやらその紙の束は新聞のようですね。
しかしまあこんなに新聞売りばかりが軒を連ねていて、はたして商売になるのでしょうか。
実はここは一般の人が新聞を買いに来るところではなく、新聞配達の人たちが新聞を受け取りに来る場所なのです。つまりは新聞の元売り屋と言いましょうか基地といいましょうか、まあ日本で言えば新聞販売店といったところなのです。
ほら、こうして自転車の前後に新聞を積んで、新聞配達のおっさんたちはそれぞれの配達地域へと散って行くのであります。
しかしどうでもいいけど、なんでこうおっさんばかりなんでしょ。
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