ここのところ動物の話題が続いておりますが、今回はサルです。
サルというのは動物園のサル山なんかで見る限りでは特に害もなく、またその仕草が人間に近いこともあって面白く、長時間飽かず眺めたりなんかするのですが、これがあーた、何の仕切りもなしに目の前に現れると怖いのなんのって・・・
この写真はガンジス河上流の聖地リシケシに架かる吊り橋で撮ったものなのですが、狭い吊り橋の欄干ならぬワイヤーを伝って一匹のサルがこちらに向かって来ました。こんなに人間の近くにやって来るとはいえ、こいつはあくまでも野生のサルですので、その全身から放たれるワイルドなオーラは、なかなかの迫力なのであります。ぶるぶる・・・
私も少々おびえながら写真を撮ったのですが、シャッターを押したその直後でした、サルは素早い身のこなしでワイヤーを蹴ると、こちらに向かって飛び掛って来たのです!
あわわわわ!ごめんなさい!もおしません!すみませんすみませんすみませぇ~ん!
しかしサルの目標は私ではなく、私のすぐ後ろに歩いていた人でした。その人はお菓子を食べながら歩いていたので、そいつをサルに奪い取られてしまったのです。
まったくサルは悪いやつです。
よく「サルとは目を合わせないように」なんてことを言いますが、その辺は不良との接し方と同じですね。不良も目を合わせると「てめえなにガンつけてんだお~」と言いがかりをつけて来ます。
でも、目を合わせなくても何か「獲物」があると、「おめえいいもん持ってんじゃねえかよ。ちょっとそれ貸してくれよ、なっ、おら!貸せ!このぼけえ!」と、結局からんで来て奪い取ってしまうところも、サルと同じなのであります。
「てめえ、なにゴタゴタ書いてんだお~!ヤキ入れっぞ!おら!」
あわわわわ!ごめんなさい!もおしません!すみませんすみませんすみませぇ~ん!
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