ここはポンディチェリーの海岸通り、目の前に広がる海はベンガル湾です。とは言ってもここ、石で護岸して砂を敷いた幅の狭い人工海岸なのです。しかも波打ち際は石垣のはるか下なので、彼女とキャッキャ言いながら波と戯れるなんてことはできません。それでもやはり海沿いは人が集まるのでしょう。そんな人たちを目当てにした屋台がたくさん出ています。
売っているものはアイスキャンディー(この言い方がしっくり来ます)やフルーツなどですが、屋台(というか「ワゴン」かな?)もカラフルでおしゃれなものが多いです。私も強い日差しと海風とでちょっと喉が渇いて来ました。
と、その時目に留まったのがこのフルーツ屋でした。積んだパイナップルの小山に、小さな風向計が刺さしてあるのですが、これがなかなか秀逸だったのです。なにしろ風向計の胴体は薬瓶ほどの大きさのプラスチック容器で、先端に付けられたプロペラはこれまたプラスチックのスプーンを利用したもの、垂直尾翼は容器に切れ目を入れてボール紙(しかもちゃんと「Dole」のロゴ入り)を刺しただけという実に簡単な作りだったのです。
まあこの風向計がこのフルーツ屋のおっさんのオリジナルなのか、それともポンディチェリーで広く一般的に流行っているものなのか、はたまた科学と学習かなにかの付録についてたものなのかはよくわかりませんが、とにかくこの簡素にして実用的(?)な作りに痛く感心したのでありました。
ということで、このお店でフルーツを食べることにしました。このカットしたパイナップルが10ルピー(約20円)でした。
他にもスイカやパパイヤなどもあり、それらをミックスして盛り付けたものも同じ価格で食べられます。
私はパイナップルが好きなのでパイナップルだけのものにしたのですが、10ルピーにしては盛りがよく途中で飽きてしまいました。
またここに行くことがあったら、その時はミックスにしようと思います。
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