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2001年6月17日(日)コーチン・2001年インドの旅第59回

         
  • 公開日:2009年12月28日
  • 最終更新日:2022年6月24日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時Rs.1が約2.7円、3倍にして1割引けば簡単に計算できます。

6/17(日) コーチン 曇/快晴 気温31℃

7:30 起床

9:00にネットカフェへ行くが開いておらず、結局9:30開始、1時過ぎまでかかる。(Rs.85)

バスターミナルへトリヴァンドラム行のバスを調べに行く。
9:30~ 30分毎にあるとのこと。
ExpressでRs.100

その後市場をぶらつくが、日曜のため休み。
ミニバナナ5ヶ(Rs.6)、チャイ(Rs.2.5)を飲む。
昨日のレストランTandoorへ
ボーンレスチリチキン(Rs.65)、プレーンライス(Rs.15)、コーラ(Rs.15)を頼む。

結局今日はほとんど休養日となった。
せっかくの青空がもったいなかったが、明日のバス移動を考えて、おとなしくしておくことにする。

しゅわしゅわセミが鳴いている。
姿は見えない。

【以下の解説は2009年12月28日のものです】

今日は日曜日ということで、多くの商店がお休みです。

そんな閑散とした町を歩いていると、小奇麗な服装で歩いている家族連れがやたらに目に付きます。男性はワイシャツにスラックス、女性はパンジャビスーツやワンピースといったいでたちで、強い日差しを避けるために雨傘(たぶん・・・どう見ても日傘には見えません)を差して歩いています。
聞けば彼らは教会の日曜礼拝に行って来たところとのことでした。ここコーチンは、古くから西洋との交易が盛んだった地ということで、キリスト教徒も多く住むところなのです。

特に何か買い物があるというわけでもないのに、ちょっとした賑やかさが欲しくて、どこか開いている商店はないかと横道を覗き込みながら歩いていると、路地をふさぐように停まっているトラックに数人の男たちが取りついている光景に出合いました。どうやらトラックがエンストして動かなくなってしまい、みんなで押しているところのようです。男たちの方でも私を見つけると、トラックを押すのを一旦やめて「一緒に押してくれ」と呼びかけて来ました。
どこまで本気でこの外国人観光客に助けを求めているのかはわかりませんが、まあ少しは人助けになればという思いと、こんなところでトラックを押すということが面白く思えたので、そんじゃあいっちょ押すか!と仲間に加わり、うんせうんせと押し始めました。しかしさすがに荷を満載したトラック、ちょっとやそっとの力では前に進ませることができません。(写真はセルフタイマーによるもの・・・うそ、ちょっと押すのをやめて写しました)

それでも全員が力を合わせてひたすら押し続け、ようやく排気管からボワンと黒い煙を吐き出してエンジンがかかった時には、みんなしてよかったよかったと大喜びしたのであります。

国境を越えたチームワークは、重いトラックを動かし、そして人々の心をも動かしたのであります。

つづく

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