〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時1ルピーが約2円だったので、ただ単に2倍にすれば円価になります。 2010年4月28日(水) マハーバリプラム 晴 33℃くらい 11頃海に向かう。 ビーチへの道を行くと、たくさんの警官を乗せたバスが行く。なにやら政治がらみの集会があるようで、彼らは警備ではなくその集会に参加するようだった。 ビーチは相変わらずたくさんのインド人が波と戯れていた。 汗をかきかき宿に戻ったが、まだシャッターは閉まったままで、どうやら昼食のヌードル・スープは口にできないようだ。 |
【以下の解説は2013年1月29日のものです】
〔以下メモに解説を加えて〕
2010年4月28日(水) マハーバリプラム 晴 33℃くらい
11頃海に向かう。 途中バススタンド辺りで祭りの神輿に遭遇。実にラッキーだった。
ちょうど祭りの期間に当たっていたようで、何人もの男たちが汗びっしょりになりながら神輿を担いでやって来た。普段は裸足で歩く人も多い南インドだが、さすがに神輿の重量が足に掛かると痛いのか、ズダ袋のようなものを足に履いたりしているのがちょっとおかしかった。
神輿はかなり重いのか、10mくらい進むと一度休み、そしてまたウンショと持ち上げまた10mくらい進む。なかなか大変そうだった。
神輿の重量に対して担ぐ人数が少ないようで、移動は主に小股でヨロヨロといった感じになり、日本の神輿の様に前後左右に行きつ戻りつしたり、まして「揉む」なんてことは決してなく、その点はあまり勇壮ではなかった。しかし神輿には神様がお乗りになっておられるので、静々運ぶのもまた信仰の表れなのであろう。
ビーチへの道を行くと、たくさんの警官を乗せたバスが行く。なにやら政治がらみの集会があるようで、彼らは警備ではなくその集会に参加するようだった。
とにかくすごい人数の警官だった。選挙が近いのか街には政治関連のポスターや看板があふれていたが、浜辺にもステージのようなものが設置され大規模な政治集会が開かれるようであった。 メモには「警官たちは警備ではなく集会に参加するようだ」とあるが、あまりの大人数にてっきり警察が支持母体となっている政治家でも来るのかと早合点したのであった。しかしその夜に行われた集会の規模からすると、やはり警官たちは警備のために動員されたもののようであった。
ビーチは相変わらずたくさんのインド人が波と戯れていた。
そんな政治集会とは関係なく、昼間のビーチにはたくさんの人が出て、それを目当ての移動式遊園地などもあって、なかなか楽しい雰囲気なのである。
汗をかきかき宿に戻ったが、まだシャッターは閉まったままで、どうやら昼食のヌードル・スープは口にできないようだ。 ビールは部屋の冷蔵庫に冷えているが、ポテトチップの小袋ひとつではお腹が持たない。
もう昼だというのに宿の主人一家は帰って来ない。まったく客をほったらかして何をやっているのだ。なにしろこの日はチャイとジュースしかお腹に入れていないので腹ペコなのである。すっかりこの宿の食事が気に入り、今さら他の店で食べる気がしないので、主人とその家族の帰りを忠犬のようにひたすら待つのである。