〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時1ルピーが約2円だったので、ただ単に2倍にすれば円価になります。 2010年5月7日(金) ジャグダルプル 晴 朝24℃ 昼33℃くらい また昨夜は雷(遠かったが)と風を伴う雨が降った。 9時25分にフロントへ 車はまずヒンドゥー寺院へ。ダンテソーリーテンプルと言うのだそうな。 次に向かったのはマハラジャ・パレス。 車は郊外に向かい、ヴァラジーテンプルへ。 |
【以下の解説は2013年3月6日のものです】
〔以下メモに解説を加えて〕
2010年5月7日(金) ジャグダルプル 晴 朝24℃ 昼33℃くらい
また昨夜は雷(遠かったが)と風を伴う雨が降った。 今日は9時半出発なので朝食を取る。 チーズサンド、ゆで玉子、コーヒー(甘いミルクコーヒー)
たった2日で決めつけてはいけないが、こう続くと「雨と雷の多い土地」だなあと思ってしまう。 でも昼間雨が降らないのは助かる。やはり暑くても晴れてくれた方が行動しやすい。
9時25分にフロントへ 今日はもうドライバーが車を洗っていた。時間通りに出発できそう。
ハッキリ物を言うというのは日本人の不得手とするところかもしれないが、ここは日本ではないので言わなきゃどうにもならないし、また言えばそれなりにこちらの要望に近づくのである。昨日何度か急かしたので、今日はドライバーも時間厳守でスタンバイするようになった。
ところがパテルがすまなそうな顔で近づいて来て、「胃の調子が悪いので今日はガイドなしで行ってくれ」と言う。それはまあいいけど、じゃあ今までだっていなくても良かったんじゃない・・・とはさすがに言えない。
一方パテルは胃が痛いのだそうだが、何かストレスに感じるような事でもあったのだろうか。
車はまずヒンドゥー寺院へ。ダンテソーリーテンプルと言うのだそうな。
今日は工芸品の見学はひと休みして、車でこの近辺の観光をすることにした。 「ダンテソーリーテンプル」(私の耳での聞き取りなので正確ではない可能性大。以後登場する固有名詞も同様)はジャグダルプル市内にあるヒンドゥー寺院。建物の外では狛犬ばりにライオンの置物が出迎えてくれるが、顔の表情がなかなか面白い。
中にはたくさんの鐘が天井から吊るされていて、参拝客が鳴らして行く。
鐘は日本の神社の鈴のようにジャラジャラと繰り返して鳴らしたりせず、軽く舌(「ぜつ」=鐘の中にぶら下がってるあれ)の部分を前方に押し出し「カ~ン」と鳴らす程度である。
次に向かったのはマハラジャ・パレス。 今はマハラジャファミリーが奥の半分を、そして手前がガバメントオフィスになっているとのこと。
「マハラジャ・パレス」と聞いてラジャスタンで見るような豪華絢爛なものを想像してはいけない。ここのはあくまでも質素なのである。 ジャグダルプルはバスタル県(チャッティースガル州の中に設けられた16の行政区画のひとつ)の首都となっており、その昔はバスタル王国であった。 そのためここには今でもマハラジャ(この呼び名が正しいかどうかはよくわからないが)とその家族が住んでおり、また現在の統治者である行政府が置かれているのである。
またここはメディカルスクールも入っているらしい。
「メディカルスクール」とメモしたが、正確には看護学校。これはガイド(今日はドライバー氏だが)からの説明はなく、見上げたら看板があったのでそうなのだと思う。まさか他所にある学校の広告看板ではあるまい。
車は郊外に向かい、ヴァラジーテンプルへ。
ここは色鮮やかな寺院で、本堂が車に見立てられた建物だった。
ここもヒンドゥー寺院だが、まだ新しいのかとてもきれいだった。また境内のあちこちに置かれた神像はどことなく現代風な顔立ちをしており、彩色もパステル調でまるでアニメのヒーローのようだった。