日本では9月ともなればもはや「夏」とは言えず、海の家はまだ営業はしていてもさすがにピークはとうに過ぎ、アルバイトのおにいちゃんも閑散としたビーチを眺めながらあのにぎやかだった夏の日を思い出し、えもいわれぬ寂寥感に包まれて遠い目をしたりなんかするわけです。
そこ行くとインドのゴアなんてところは年中温かく(暑く?)、常夏の国でいつでも青春をエンジョイさ!アロハ~!みたいな感じがするのですが、意外や意外、ちゃんとオフシーズンがあるのです。
ほら、このレストランなんて、籐だか葉っぱだかで葺いた天井からランプが下がり、窓も大きく(ってか壁がない)実に開放的な南国ムード満点の造りだというのに店内は閑散としております。
はい、シーズンオフなわけですよ。これはゴアに限らずインドのほとんどのところに言えることなのですが、観光に適しているのは雨季が終わった10月頃から酷暑季の始まる前の3月頃となっているのであります。(インドは広いので地域によってはこの限りではありません)
で、私がゴアへ行ったのは6月でしたので、まあシーズンオフにあたっていたわけです。
ただ、日本人の感覚からすると気候はあくまでも夏でありますし、雨がジトジト降り続くわけでもありませんし、そしてなんといっても目の前の海はきれいですし、なんでこれでシーズンオフなの?と大いに疑問を感じるのです。
でもまあそのお陰でどこも空いてて快適でしたし、なによりホテルが安かったのは実に助かったわけで、いまさらゴア州観光局に「ゴアは年中オンシーズン!夏だ!ビーチだ!スイカ割りだ!」などと宣伝して欲しくないなあと思うのであります。
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