ここはラジャスタン州、ジャイプール郊外にあるアンベール城です。「インド・ゴールデントライアングルの旅」と銘打ったツアーなどでは、必ず立ち寄る一大観光地です。
*ちなみに「ゴールデン・トライアングル」というのは、首都デリー、タージマハルのアグラ、そしてここジャイプールを結んだ三角形を指します。
で、なぜにここには必ず立ち寄るのかと申しますと、ここはいわゆる「象のタクシー」に乗れるからなのです。
*このブログでもその象のタクシーは、「インドの乗り物」として一度紹介しておりますが、今回はアンベール城案内の一部としてご紹介したいと思います。
アンベール城の敷地に入るとすぐに、象に乗るためのプラットフォームがあります。
しかしこれがあーた、その位置が高いのなんのって。
なにしろあの大きな象の背中に乗ってしまおうというのですから、そりゃ高いですわねえ。高所恐怖症の私は、この時点で少々不安になってしまいます。
でもまあキリンの頭に乗るのでなくてよかったです。象のタクシーの料金は、一頭4人まで乗れて400ルピーでした。(2005年11月現在)
お金を払って待つことしばし、ようやく私の順番が回って来て、めでたく象に乗ることができました。
さあ、アンベール城へ続く坂道を、象の背に揺られてゆっくり登って参りましょう。さて、象の背中には左右どちらかの方向を向いて座るのですが、最初はアンベール城を右手に見ることになるため、左側に乗った方が景色が良く見えます。しかし坂道はやがて折り返して位置が逆になりますので、反対側に座っても景色を楽しむことはできます。なので乗り位置を巡って同じツアーの方とケンカなどしないようにして下さい。って余計なお世話か・・・
当然のことながらそれぞれ象は年齢や大きさが違い、その装飾や象遣いの性格なども違うわけです。
ですからたまたま乗った象が年寄りで、どんどん他の象に抜かれてしまうということもありますが、そんなときは悔しがらずに、「ああ、人より長い時間象に乗れてラッキーだな!」と喜びましょう。
そして逆のパターンでは、「ああ、人より早い象に乗れてラッキーだな!」と喜びましょう。
ただしその喜びはあくまでも自分の心にしまっておき、他の象に乗った人に自慢するのはやめましょう。その後のツアーがギクシャクしたものになってしまいますので、って、余計なお世話なんだってばさってばさっ。
ちなみに私の乗った象はこんなにきれいな装飾が施されておりました。超ラッキーでした。ギクシャクギクシャク・・・
でも、あまりにきれいなために、白人のおねーさんが至近距離で写真をパシャパシャ撮っちゃって、なかなか私が写真を撮れないのです。おいこら、それは私が乗ってきた象だぞ。
写真を撮るなとは言わないけど、私より先に撮るんじゃない。
あっ!
しかも象遣いにチップもあげずに行きやがった!
そーゆー態度だとツアーのみなさんとうまくやってけないぞ、って、だいたいこーゆー人は個人旅行なんですよねえ。
まあその方がお互いのためですね。
尚、アンベール城自体の案内は、また日を改めて書かせて頂きます。
[dfads params=’groups=39&limit=1′]