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2011年1月28日:パインズクラブ通信 第410号

         
  • 公開日:2022年8月19日
  • 最終更新日:2022年8月21日

その後いかがお過ごしでしょうか。

恐ろしいことにもう一月が終わろうとしています。
ついこの間新年を迎えたばかりだというのに・・・

光陰矢のごとし、ゴーイングマイウェイ、です。

日々自分なりにしっかり生きていきたいと思います。はい。


さて、先日とある口コミの旅行関連サイトで、「世界の汚いホテル2011」というものが発表されました。

で、その中のアジア編を見てみましたところ・・・

あははっ!

あっ、失礼しました。実際そのホテルに泊まってせっかくの楽しい旅行が台無しになってしまった方には笑いごとじゃあないですよね。

でも、私もインドでいろいろなホテルやゲストハウスに泊まりましたので、そりゃあいろいろな経験をしているわけで、ついわが身に置き換えて笑ってしまうのです。

それではどんなホテルがランクインしていたかを、著作権とかそんなものに触れない程度でご紹介したいと思います。

まずアジア編の第一位は、

なんとわがインドではなく、意外や意外、シンガポールのビーチリゾートのホテルでした。

受賞(?)の主な理由は、レベルの低い接客態度とお粗末な施設、そして何より不潔といったところのようです。

でもって、同じような理由で二位にマレーシア、三位に再びシンガポールのホテルがランクインし、なんとマレー半島で金銀銅独占という快挙を成し遂げました。おめでとうございます!

えーさて、それではわがインドのホテルの健闘ぶりはと申しますと、メダルには手が届かなかったものの、第四位を筆頭にベストテンに4軒が名を連ねての最多賞を勝ち取ったのであります。パチパチパチ・・・

まあ先ほども申しましたが、インドに関しましては私もいろいろひどい経験をしておりますので、今回はちょっとそんな私の経験談をいくつかご紹介させて頂こうと思います。(かつてどこかに書いたものも含まれます)

まず受け入れでひどかったのが、デリーのカロルバーグという場所にあるホテルでした。

いつも私は最低でもデリーでの一泊目はちゃんと予約をしておきます。
にもかかわらず、ホテルに行くと「満室です」と言われ、別のホテルに回されることがかなりの確率であるのです。
さらに回されたホテルでは地下室を割り当てられそうになったり、まだ工事途中のホテルに泊まらされたりということもありました。

ようやく部屋に入れても、電球が切れている、トイレの水が止まらない、フラッシュバルブのハンドルが取れた、カーテンを思い切り閉めたらレールが曲がってしまった(これは私が悪い)などの設備面での不具合は多々あり、加えてゴキブリ、アリ、ムカデなどの昆虫系の出現(ハエや蚊はあえてカウントしません)、そして表通りの騒音は仕方ないにしても、他の客(だいたいがインド人です)の大声やテレビの大ボリューム、ホテル従業員のしつこいノックなどが襲い掛かって来ます。

デリー以外ではたいていホテルを見てから決めますので、あまりそういう行き違いはないのですが、それでも泊まるまでわからないこともあります。

たとえばウダイプールのゲストハウスのものすごい暑さ。そして海風の入る(はずの)ビーチサイドの部屋にもかかわらずねっとり暑く、しかも頻繁に起こる停電で扇風機まで止まってしまうコヴァラム・ビーチやマハーバリプラムの宿。また逆に寒くて震えながら水シャワーを浴びなければならなかったマウント・アブーの宿など、自然環境がもろにわが身に襲い掛かって来る部屋もあるわけです。

他にも掃除が行き届いておらず、ちょっと気持ちが悪い部屋なんてのはザラ(というか普通)ですし、従業員の態度がなってない宿もたまにあります。

でもまあインドに関して言えば全体的に料金が安いですので、あとは自分の目で設備や従業員をしっかりチェックし、もし何か問題があればハッキリとしつこくしつこく主張し、またどうにもならない時やめんどくさい時は、サドゥーにでもなったつもりであきらめてしまえば、どの宿もそれなりに快適に過ごせるのであります。

ワースト・ランキングの話に戻れば、結局払う金額と期待度に対し、どれくらい裏切ったかがポイントになるわけで、その点インドは初めから「どうせインドだからな・・・」と思っている人が多いと思いますので、一位の座を獲得するには、まだまだ国全体のイメージアップが必要ということなのでありましょう。

最後に、そのワースト・ランキングに入っているホテルで、唯一私が泊まったことのあるホテルに関してお話しさせて頂きます。

それはランキングのアジア編の第八位にランクインしている「セントール・エアポート」というデリーにあるホテルです。

このホテルに関してもかなりひどい投稿がされていて、その内容は「汚い」「うるさい」「蚊が多い」「セキュリティーに問題あり」「従業員の態度が悪い」など、およそホテル営業における基本的な点でボロカスに言われております。あははっ!

では私の場合はと申しますと、

私はこのホテルには、エア・インディアの出発遅延に伴い無料で泊まったのですが、ハッキリ言って「うわっ!こんな豪華なホテルに泊まれるなんてラッキーだな!」と思ってしまいました。
いえ、別に悪い投稿をした人に反論しようというわけではありません。宿泊費がタダだったからということもありますが、本当に素直に心の底からそう思ったのです。
その証拠に(なるかどうかわかりませんが)、私はやはり無料で食べられる夕食をキャンセルし、自腹でシシカバブやビールを部屋に運ばせ、ひと時の王侯貴族気分を味わったほどなのです。

だってバスタブには熱いお湯が溜まるし、エアコンはよく利いているし、テレビだってちゃんと映ってるんだもん!

人間の幸せなんて、立場によってもずいぶん違うものなのですねえ。

 

*このメルマガの後半へ続く

〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。

*このメルマガの前半からの続きです。

 

といったところで今回のメルマガはこれにておしまいです。

やっと休みを取って出かける旅行は万全にしたいものです。
でも旅先でトラブルに見舞われたら、断固として戦う! だけでなく、時にはあきらめの境地で身を委ねてしまうというのも案外いいかもしれません。

まっ、使った費用にもよりますけどね。

それではまた来週まで、

ごきげんよう!

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