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2010年ジャイサルメールの旅・その48

         
  • 公開日:2011年12月9日
  • 最終更新日:2022年6月11日

当たり前のことですが、やはり観光客の少ない街は見どころもあまりないということです。ガイドブックだって紹介すべきものがなければ自然記述も少なくなり、それじゃ一般の観光客が来るわけがないのです。
でもそれは、普段見落としているものを再発見して掘り起こしたり、その見せ方を工夫したり、はたまた新しく何かを作り出すことで改善されることも多いのです。

今回雇ったガイドはその中の「掘り起し」に熱心でした。彼だって観光客が増えれば仕事が増えることになりますので、普段から真剣にそのことを考えているようです。

たとえばこれです。これはとある民家の庭先に朽ち果てかけて放置されているジープなのですが、彼はこいつを「バルメールで一番最初のジープだ」として、なんとか観光ポイントのひとつにしたいらしいのです。

しかしこの状態じゃあねえ・・・
せめて上に載ってるものをどかして、ホコリを落とすくらいのことをしなくちゃねえ。
でもってそれからようやく見せ方の工夫ということになるのでしょうねえ。
まあこの段階では、バルメールに来た観光客がはたしてジープなんか見たいのだろうか?なんていう否定的なことは言いませんでしたけど。

それからここは印パ分離独立の時に、パキスタン側から移り住んで来た家族の家です。ここではこの家族がパキスタンから持って来たという布を見せられました。
布は白い綿の生地に色とりどりの糸で花や鳥の刺繍が施されているもので、できればこれを買ってもらえないかと言うのです。まあ刺繍は丁寧で色遣いやデザインもかわいいのですが、古いものだけに生地のあちこちに染みがついていたりして、その道の愛好家ならいざ知らず、ちょっと私は食指が動きませんでした。それに値段も私の予想を超えていたというのもあります。

とまあ、そんな風にガイドはバルメールの「小さな見どころ」をいくつか案内しては、その都度私たちの反応を窺ったり意見を求めたりして、なんとかこの街でも観光業が成り立つようにしたいと意気込んでいたのでありました。

*情報はすべて2010年3月時点のものです。

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