インドでは実によく犬を見かけます。
そりゃあ飼い主と一緒に散歩している犬なら日本でもよく見かけますが、インドの犬は独りでうろうろしておりまして、ちょっと見ではそいつらが野良犬なんだか飼い犬なんだかよくわからないのであります。
でまた、やつらはどこでもかまわずごろりと横になって寝てしまうのです。もしかしたら寝るのはどこでもいいというわけではなく、やつらなりの「居心地のいい場所」というの基準があるのかもしれませんが、少なくとも私には「おいおい、こんなところで寝るんじゃないよ」と言いたくなるようなところに平気で寝ていたりするのです。
ほら、たとえばこんな風に、道端のしかも自転車が何台も止めてあるようなところで寝てしまうわけです。これはとても歩きづらく、またたまに犬が寝ているのに気づかず危うく踏んづけてしまいそうになることもあるのです。
そしてもし誤って踏んづけてしまったら、犬だって無条件反射的にその踏んづけている足にガブリとくると思うわけですよ、やつらにもまだ遠い先祖の野生の血が残っていると思いますので。
そうなるとやはり狂犬病が怖いですから、病院に行ったりとなかなか面倒なことになってしまうわけです。
なのでインドで道を歩くときには足もとに寝ている犬には充分気を付け、もし万が一発見が遅れ、踏み出した足がすでに犬を避けられそうにない状態になってしまった時には、噛まれないように犬の顔を踏んづけるように致しましょう。
ただし、
その踏んづけた足を離した瞬間にガブリといかれますので、もう二度とそこから動けなくなるかもしれません。
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