早朝のインドの街角、なにやら布の上に木の棒を並べているおじさんがいます。なんでしょう?実はこれ、歯磨き用の棒なのです。
使い方は簡単です。この棒の端っこを噛んで房状にして、それをブラシとして使うのです。なので歯がない人は棒を噛むことができませんので、この歯ブラシは使えないということになるのです。
あー、そもそも歯がなきゃ磨く必要もないのか・・・
この歯ブラシの材質はニームと言う木なのですが、ニームには虫除けの効果があるとされ、また虫歯予防、歯周病予防にも効果があると言われています。実にすごいものです。
そんな自然の贈り物のようなすばらしい歯ブラシなのですが、こいつは昔仏教とともに日本にも渡って来ておりまして、日本では房楊枝なんて言い方をされておりました。
ただ残念なことに日本にはニームの木がありませんでしたので、ヤナギなどを使用していたようです。
でも日本の房楊枝は予め棒の端を叩いて房状にしてあり(なので「打楊枝」とも言うようです)ましたので、自分で棒の端を噛み砕く必要がなく、歯のない人にも利用可能・・・って、だからあ、歯のない人は磨く必要がないんだってばあ。
みんさんも歯は大切にしましょう!
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