オートリキシャとガイドを雇い、いざ行かん!バルメール観光へ!
と勇んで出発したのですが、オートリキシャはちょっと走るとすぐ止まり、ガイドは私たちを引き連れて小さなお寺に入って行きました。ガイドの説明では、このお寺はシヴァ神を祀ってあるとても古いお寺なんだそうです。でもはっきり言ってお寺というより祠といったような規模のものであり、いったいこの小さなお寺のどのあたりに注目して見学すればいいのかよくわからないのでした。
それよりお寺を出たところにあった変なおっさんの像の方が印象的でした。
おっさんの像はターバンを巻いているものの、どうも服は着ていないようで、そんな姿で地面にどっかと座り込んでいます。
ガイドの説明によると、ホーリー(色水を掛け合うお祭り)の時にはこの像の股ぐらに棒を置き、そいつを後ろから紐で操って屹立させ、通りかかった婦女子を驚かせるとのことなのです。そしてそんな悪ふざけをした挙句(祭りの最後)に、このおっさんは鼻を叩き壊されてしまうそうなのです。
なんともまあ変態丸出しのおっさんなのですが、なんとこのおっさんは「イロジー」と呼ばれているのだそうで、変なところで人は言葉の壁を越えて理解し合えることもあるのだなあと感心してしまいました。
ちょうどこの時はホーリーをちょっと前に終えたところでしたので、おっさんの像は見事にその鼻を打ち砕かれており、色水攻撃によってすっかりピンクに染まった裸体を大衆に晒し、まさしくエロじじいの面目躍如といった感じで鎮座ましましていたのであります。
*情報はすべて2010年3月時点のものです。