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2010年ジャイサルメールの旅・その31

         
  • 公開日:2011年11月9日
  • 最終更新日:2022年6月11日

昼飯の話のすぐあとでなんですが、今回は晩飯の話です。
本当は昼飯の後バザールをうろうろしたりしたのですが、その話はまた別の場で小出しにすべく取っておくのであります。

城塞内のホテル・ヴィクトリアは食事付でしたが、今夜泊まるジャイサル・パレスは食事は付きません。
でもジャイサルメールの街の中でもわりと便利な場所にあるため、食事をするところなら近くにいくらでもあります。あのチベッタン・キッチンにも行こうと思えば行けるのです。まあ当分行こうと思いませんけど。

で、私たちが選んだのはここ「トリオ(TORIO)」というレストランでした。ここはガイドブックにも載っている有名どころで、本の説明では「高級店」となっていますが、見たところそれほど高級には見えません。まあ店構えもこんな感じであまりぱっとしないのですが、王宮ホテルである「マンディール・パレス」の入り口横に位置しているので、なんだか門番詰所みたいな感じがしてしまうのです。

しかしそんな危惧も店の中に入って吹き飛びました。とにかくここは眺めがいいのです。さすが門番詰所です。

客席は室内とオープンエアの二種類ありましたが、炎天下ならいざ知らず、これから夕暮れを迎えようとしている時間帯なら断然オープンエアに座りたいものです。
ところがさすがは人気店とあって、オープンエアのテーブル席はすでに予約でいっぱいでした。
ただテラスからはみ出すように設置された桟敷席はまだ空いており、めでたくそこに収まることができたのであります。街を歩いていても欧米人観光客が目立ちましたが、おそらくここの予約もそうした欧米人たちが主流だと思いますので、このように靴を脱いで床に座るスタイルは敬遠されたのかもしれません。

とにかくまずは乾杯です!

さて、肝心の料理ですが、タンドーリ・ターリーなるいわゆるタンドール料理の盛り合わせみたいなものとチキンカレー、それにコーンスープを注文しました。
さすが有名な店だけあって味の方はもちろん申し分なく、しかもどれもスパイシーですからビールがうまいのなんのってあーた。
しかも私たち日本人にとって嬉しいのは、日印の為替の関係でこうした「高級店」でもあまりお金の心配をしなくていいことです。
この料理にビール4本を付け、こんな眺めのいい桟敷席で2時間ほど楽しんでも、料金は1050ルピー(約2100円)と日本では信じられないくらいの金額で済んでしまうのです。

そんなわけでこのレストランには、翌日も来てしまいました。
なのでもう少しここトリオ・レストランのお話を続けるのであります。

*情報はすべて2010年3月時点のものです。

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