アグラを出発して約6時間、いよいよジャイプールの街へ到着致しました。
ラジャスタン州の州都ジャイプールは、1728年ラージプート族の王様サワーイー・ジャイ・シン2世によって建造されました。
インドにはジャイプールを始めとして語尾に「プール」という言葉の付く街がたくさんありますが、この「プール」というのは城壁に囲まれた街という意味でありまして、つまりジャイプールは「ジャイさんの造った城壁に囲まれた街」となり、同じようにジョーダさんが造ったのがジョドプールとなるわけです。なのでみなさんも城壁で囲まれた街を造る時には、ご自身の名前にプールを付けて街の名前にするのも一興かと思います。
ジャイプールは別名ピンク・シティと呼ばれておりまして、旧市街は城壁や歴史的建造物ばかりでなく、商店街などもすべてピンク(正確には赤茶色といった感じですが)に塗られております。それではなぜこの街の建物はピンクに塗られているかと申しますと、それは1876年にイギリスのウェールズ公がこの街を訪問されるに際し、歓迎の意味をこめて街全体をピンクに塗ったということなのです。
しかしまあ、なんともスケールの大きなもてなしではありませんか。
そして現在でもジャイプールは街全体をピンク色に染め上げ、多くの観光客を歓迎しているのであります。
*すべて2008年3月時点の情報です。
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