椰子の実は果汁を飲み終えても捨ててはいけない。
飲み終わったものを椰子の実売りのおばさんに渡すと、おばさんは伝家の宝刀ですぱっ!と真っ二つに割ってくれる。まあ実際は結構苦労して割るのであるが、とにかく二つに割られた椰子の実の中には、弾力のある白くて柔らかいものが入っており、次はそれを食べるのである。
実は椰子の実は大きな種子であり、この白い塊は固形化した胚乳で、先に飲み干した果汁は液状の胚乳ということなのだ。
おばさんは親切にも椰子の実の破片で固形胚乳を削り取ってから渡してくれたのだが、その時に小さな削りカスがいくつも胚乳にくっついたらしく、時折奥歯にごりっという感触がして、ちょっと食べづらかった。
ちなみに椰子の実は食用以外にも油として利用したり、殻も繊維を採ったりお土産物を作ったり女性の乳あてに・・・これはハワイアンセンターでしか見たことないが・・・とにかくほとんど捨てるところなく利用されるのである。
椰子の実、えらい!
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