これはジッパー付のメッシュケースである。
メッシュケースはマチ付のものなら衣類や道具類も納められ、それらを項目別に仕分けしておくと探す手間も省け、また再びバッグに収納する時にも便利である。
そんな旅の必需品ともなっているメッシュケースだが、持ち物を収納するだけでなく、ひとつ空のものを持って行くと、現地で入手したお宝を失くすことなく持ち帰るのに非常に便利なのである。
ここで言うお宝とは、列車やバスのチケットやレシートといった主に紙製品である。
もっともこれはあくまでも「わたくし的」なお宝であり、そんなものただの紙くずと思う人も当然いるし、またもっと別のものをお宝とする人もいるであろう。
とにかく私はいつもひとつ空のメッシュケースを持参し、せっせとチケットやレシートを収集している。
その際に重要なことは、チケットなどの裏や空きスペースに、これがいったい何なのかがわかるようなメモを残すことである。なにしろバスのチケットなどは、数字が書かれたマス目が印刷されているだけなので、素人目にはなにがなんだかよくわからないのである。ましてや帰国後時間が経ってしまえばますますわからなくなってしまうので、ひと手間かけてメモしておくと後からひとりで旅の思い出に浸ったりするのにいいのである。
まあ写真にしろメモにしろ、旅の記録の方法やその比重、または記録するかどうかは各自のスタンスによって大きく違うと思うが、もともと私はこういうものを集めるのが好きなのでやっていて楽しいのである。
それにどれも小さな紙切れのようなものばかりなのでそれほど荷物にはならないし、お宝が増えて行く一方で日本から持って行った蚊取り線香やトイレットペーパーが少なくなって行くので、荷物の量はうまいこと保たれていくのである。
[dfads params=’groups=39&limit=1′]