先日はBataのサンダルのお話を致しましたが、今回はさらに掘り下げて、インドにおけるサンダルの重要性というものを見て行きたいと思います。
これはニューデリーにあるガンディーのモニュメントです。
かの独立運動を表しているものなのですが、長い杖をついて先頭を行くのがマハトマ・ガンディーで、その後ろにガンディーの妻カスロルバや、独立インドの初代首相となったジャワハルラル・ネルーなどが続いています。
で、今回はそのガンディーの足もとにご注目頂きたいのです。
大股で力強く歩くガンディーの足には、サンダル(インドではチャッパル)が履かれているのです。
えっ?よく見えない?
ホントはスニーカーじゃないのかって?
それでは違う角度からの写真をさらに拡大したものをお見せしましょう。
はい、これです。どうです、これはインドでよく見かける、親指をループに通して履くタイプのサンダルに違いありません。
ガンディーはその独立運動において実によくインド国内を駆け巡り、あの「塩の行進」では、24日間かけて386kmもの道のりを歩き通したのです。
そしてその時彼が履いていたのもまた、このようなサンダルだったのであります。
ガンディーとその独立運動の旗頭としては糸車(チャルカ)が有名ではありますが、私はそんな運動を文字通り「足もとから支えた」サンダルというものにも、もっと注目して頂きたいと思う次第なのであります。
ということで、次回はガンディー自身のサンダルへの思い入れというものを見て行きたいと思います。
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