browser icon
You are using an insecure version of your web browser. Please update your browser!
Using an outdated browser makes your computer unsafe. For a safer, faster, more enjoyable user experience, please update your browser today or try a newer browser.

スリランカは果てしなく遠かった・その4:ダヌシュコーディー

         
  • 公開日:2010年12月21日
  • 最終更新日:2022年6月3日

トラックから降りると、みな一様に同じ方向に歩き出しました。ここは細長い半島の先っちょなので、理屈的にはどちらの方向へ行っても海のはずなのですが、とりあえずみんな一番近い波打ち際を目指すのです。

ただちょっと不思議だったのは、みなさんその波打ち際からあまり移動しようとしないのです。

しかし私は二度目の挑戦でようやくここまで来たということもあって、できれば本当の「先っちょ」まで行きたいのです。

そこでぐるっと辺りを見渡してみますすと・・・

おっ、あそこはちょっとカーブしているものの、先っちょらしく鋭角に海に消えているぞ。ということで、その「先っちょ」の辺りでぐるっと一周写真を撮りましたので、まずはそれをご覧下さい。

*クリックすると大きい写真が出ます。インド・ダヌシュコーディー

スリランカはここから東に約33kmということですが、スリランカはおろか、そこまで飛び石状に連なっているアダムス・ブリッジと呼ばれる島も見えませんでした。

それでも目を凝らしてよく見ると、この砂浜の先の海の中に、ちょっとした砂州のようなものがあるのに気付きました。

う~ん・・・もしかしたらあれがアダムス・ブリッジの最初のひとつなのかなあ・・・

とまあ、かなり力を入れてここまでやって来たわけで、実際この砂浜と海以外なにもない世界というのはなかなかに感動的ではあったのですが、ひと周り見渡してひとつ深呼吸などしてしまうと、もうそれで充分という気になってしまいました。

あとやることといえば、こうして海の水に足を浸してみるとか、なにか記念になるもので、この先の旅で持って歩くのに困らない程度のものを探してみたりするくらいなのです。で、貝をひとつ持って帰ることにしました。私はこの場合「ひとつだけ」というところに価値があると思って本当にこの貝だけをポケットに入れたのですが、トラックに戻る際に乗り合わせて来たグループの男にそれを見せたら、「おれのもあげるよ」と言ってさらにふたつの貝をもらってしまいました。

でもまあせっかくの好意だからなあ・・・

私は男がくれた特にきれいとも思えない黒っぽい二枚貝の片割れを黙ってポケットに入れ、今まさにエンジンを始動したトラックへと向かったのでありました。

次のページへ行く

目次へ行く前のページへ行く

インドの伝統工芸細密画