日本でもだいぶインドのニュースが流れるようになってきましたが、まだまだインド人というと「ターバン!」とイメージする人も多いことと思います。
でまたその答えとして、「いえいえ、ターバンを巻くのはシーク教徒だけで・・・」ということもよく聞かれるようになりました。はい、私もよくそんな風に説明したりなんかするのでございます。
でも実際ターバン(とい名称が正しいのかどうかイマイチ疑問ではありますが)はシーク教徒だけのものではなく、形が違えど他の宗教・・・というか、いろいろな地域や部族でそれぞれのスタイルのものが存在するわけです。たとえばラジャスタンなどに行くと農夫が頭にゆるく布を巻きつけていたりしますし、ほら、あのタリバンだって頭に布を巻いているわけです。
とまあそんな風にインド人は、強烈な太陽と熱風から大切な頭部を守るために布を上手に利用しておりまして、この写真のおっさんなども実にさりげなく布で頭をすっぽりおおい、あまつさえその布の端をくわえた姿は色気さえ感じさせるのであります。このように実用的にして粋なスタイルがばっちり決まるというのも、長年にわたりインド人の生活に根ざしてきた習慣のなせるわざとも言え、まだまだインド初心者の域を出ないわたくしは、インドでも日本手ぬぐいでほっかむりなんかしているのでございます。
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