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2005年10月7日:パインズクラブ通信 第171号

         
  • 公開日:2022年8月11日
  • 最終更新日:2022年8月20日

暦の上では・・・

秋も深まって参りまして、味覚の便りも届く季節となりました。

今朝もNHKで、どこぞで30cmを超える大きなマツタケが採れたとか、今年はマツタケが豊作(?)で例年の半値であるとかいうニュースをやっておりました。

こうしてテレビなどで日々秋の便りが届けられるのですが、届けられるのは「便り」だけで、肝心の現物は決して届かないというのが現実かと思います。

さて、先週の日曜日、関東地方は30度を超える真夏日となりました。

秋も深まった頃に訪れるそんな陽気を「インディアン・サマー」と言いますが、まさしくその日はその呼び名にふさわしいイベントが代々木公園で行われておりました。 はい、インド関連のイベントです。

会場に入るとたくさん立ち並んだ食べ物関連のブースから、とても魅惑的な匂いが漂って来ました。
店頭のタンドール(釜)で焼くナン、スパイスの効いてそうなシークケバブ、真っ赤な色のタンドーリ・チキン、たくさんのスパイスで煮込んだ各種カレー、そして何より・・・生ビール、ごっくん!

時間はまだ午前11時を少し回っただけだったのですが、すいてるうちに早目の食事にしようと思い、数あるブースの中から一軒に絞り、マトンシークケバブとタンドーリチキン、そしてビールを買ったのであります。

折からの真夏日の太陽が照りつける中、ステージで演奏されるインド音楽を聴きながら飲むビールのうまかったことうまかったことうまかったこと。
もちろんシークケバブもタンドーリチキンもおいしく、ついビールをお代わりしてしまいました。
でも周りを見回しますと、そんなに長く飲み食いしている人はいないようで、みんなさっと食べてまた会場内を見て回っているようでした。

まあ他人は他人、自分は自分と2杯目のビールを飲み始めると、ステージ上では次のパフォーマンスが始まりました。

パフォーマンスを繰り広げるのは全員日本人の若者のようで、それぞれサリーやクルタを着込み、どうやらヒンドゥー式の結婚式を模して見せるようです。

新郎新婦役の男女が火の周り(本当は火は燃えていません)をゆっくりと回り、式はおごそかに進んでゆきます。そして新郎新婦が所定の位置に座るといよいよ宴の始まりです。

スピーカーからテンポのいいリズムが流れると、結婚式参列者役の人たちによるダンス披露が始まり、こちらも負けじとぐいっとビールを飲み干し3杯目に突入したのであります。うぃ~。

ステージ上では映画音楽中心に何曲かダンスが披露され、最後は会場を巻き込んでのバングラミュージックによるダンスとなりました。
もとよりインド好きが集まるイベントですから、そこここでダンスに加わる人が出て参ります。特に会場にいたインド人たちは持ち前のノリのよさで本当に気持ち良さそうに踊っていました。

そして私はインドのダンスを見ながら、こんなにおいしいビールが飲めるという幸せを、心から感謝したのでありました。

いやあ、インディアンさまさま~だなあ。

 

*このメルマガの後半へ続く

〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。

*このメルマガの前半からの続きです。

 

ビールとダンスですっかり気持ちの良くなった私は、イベント会場を後にして新宿へと向かいました。

天気も良い事ですし、代々木公園を通って歩いて行くことにしたのですが、公園の中にもたくさんの人が出ていて、思い思いに休日を楽しんでいます。
芝生の上で輪になってギターを弾いているグループ、バトミントンに興じるカップル、貸自転車で園内を周る家族連れ、ギンナンを干すホームレス・・・

とにかくいろいろな人が、それぞれの秋の一日を過ごしているわけです。

代々木公園を左に抜け歩道を歩いて行きますと、右手に見えて参りますのはオリンピック記念青少年総合センターです。

これは東京オリンピックの時に使用した選手村を引き継いだもので、今では研修施設みたいになっているのですが、東京オリンピックと言えば体育の日じゃあないですか、あーた。

そもそも体育の日は東京オリンピックの開会式にちなんで「10月10日」と決められたというのに、今では例のハッピーマンデー計画によって10月の第二月曜日となり、ジプシーのごとく移動する日々(年に一度ですが)となってしまったわけです。

ところが今年は暦の巡り会わせから、体育の日は古巣の10月10日に還って来ました。いわば体育の日の「還暦」なわけですよ。めでたいわけです。

そんなめでたい今年の体育の日をきっかけに何か運動を始め、健康な体で自分自身の還暦を迎えようじゃありませんか。
そしてインディアン・サマーのもうひとつの意味である、「人生の晩年の落ち着いた一時期」を過ごしたいものだと思うわけであります。

えっ?

もうすでに自分の還暦は過ぎてしまった?

なにをおっしゃいます。

還暦は60年に一度巡って来るものなので、また次があるじゃないですか。

180歳の時に。


えー、今回のメルマガはこれでおしまいです。

なんだ!今回は笑えるところがなかったじゃないか!とお怒りのみなさん。

それでは最後になぞかけをやります。

「インディアン・サマー」とかけまして、「趣味の日曜大工で木を薄く削れない人」と解く。

その心は、

「神無月(カンナ好き)のわりには、暑すぎ(厚すぎ)ます」

だははははは!


それでは、また来週!


すたたたたた・・・・・・

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