これは映画「GANDHI(邦題:ガンジー)」のDVDジャケットです。
題名の「GANDHI」とは、インド初の女性首相であったインディラ・ガンディーでも、その息子のラジブ・ガンディーでも、ましてや息子の嫁のソニア・ガンディーでも、はたまたその息子のラーフル・ガンディーでもなく、「偉大なる魂(マハトマ)」と尊称されるモハンダス・カラムチャンド・ガンディーのことであります。(ちなみに歴代首相に名を連ねる「ガンディー」とは親子でも親戚でもありません)
というわけで、映画「GANDHI」はインド独立に尽力したマハトマ・ガンディーの生涯を描いた作品で、1983年のアカデミー賞では最優秀作品賞を始め8部門を受賞した秀作です。
ただこの作品はインド映画ではなく(インドとの合作という形ではありますが)、イギリスの映画であり、監督もリチャード・アッテンボロー(映画「大脱走」で脱走を指揮する「ビッグX」役のあの人です。えっ?わかんない?)、主役のガンディーにもイギリス人(父親はインド系ですが)であるベン・キングズレーがあたるという、ほぼ全編英語で構成された映画なのであります。
で、上の画像のDVDなのですが、実はこれはインドで買ったもので、ヒンディー語の吹き替えも入っているものなのです。
なのでオリジナルでは英語で話しているガンディーが、なんとヒンディー語でしゃべるではありませんか!(って、そんなに驚くこっちゃありませんですが) とにかくガンディー最期の言葉「おお、神よ・・・」というセリフが、オリジナルでは「オー、ゴッド・・・」と英語になっているのが、ヒンディー吹き替えでは「ヘェー、ラーマ・・・」となっていて、実際にガンディーが放った最期の言葉とほぼ同じになっているのです。つまり、巡り巡ってガンディーが里帰りしたような気分になるのであります。お帰り!ガンディー!
たぁーだぁーしぃー、
ガンディーはグジャラート州の出身ですので、言葉としてはグジャラート語が母語となるわけで、厳密に言えばちょっと違う(よくわかんないけど、たぶん)のでありますよ。
でも、日本人からしたらね、ヒンディー語の語感でもう気分的には「インド!」って感じになっちゃうじゃないですかあ、そーゆーヒトじゃないですかあー、あたしぃー。
なのでまあ、そこんところはね、大目に見てほしーとおもーわけであります。
とまあ、今回は映画「GANDHI」のお話だったのですが、今日8月15日はインドの独立記念日なのです。そんな日にこの映画を見て、かつてインドに、いえこの地球上にこんな偉大な人物がいたんだなあということを、再認識してみるのもいいのではないかと思うのであります。
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