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インド:新鮮といえばこれほど新鮮なものはありません・インドの鳥屋、いえ、インドのトリ肉屋です

         
  • 公開日:2006年12月25日
  • 最終更新日:2022年6月24日

本場欧米の事情はどうか知りませんが、私が子どもの頃はクリスマスのご馳走と言えばチキンでした。
とは言えオーブンなどというしゃれたものはありませんでしたから、モモ肉をそのまま油で揚げたようなやつで、まあでっかいから揚げといった感じのものなのですが、それでもそいつが各自の皿に1本ずつ盛り付けられますと、それはそれは豪華な晩餐という雰囲気になったものです。

さて、インド人には菜食主義者も多く、また経済上の理由から肉を食べない(食べられない)人というのも多いのですが、それでもチキンの流通量はかなりあるようです。

この写真はトリ肉・・・いえ、この時点ではまだニワトリなのですが、そいつの流通現場です。おっさんが頭に乗せているカゴにも、サイクルリキシャの座席のカゴにもニワトリが入っています。さらにその向こうの青いオートリキシャなどは、荷台が全部網張りになった「ニワトリ輸送車」で、一度に大量のニワトリを運べるのです。

ここはオールドデリーのとある通りなのですが、このニワトリ流通現場から道を挟んだ反対側にはたくさんのお肉屋さんがあり、その店先からは絶えず包丁のトントンという音が響き渡り、その店先には丸裸になったニワトリ・・・いえ、この時点ではすでにチキンですね、そのチキンが吊るされていたりなんかするわけです。
なのでその道は、ニワトリたちに「三途の道」と呼ばれ恐れられているのです。

こんなことを書いて参りますと、「まあ、かわいそう。インド人、野蛮」「ついでにこれを書いてるあんた、最低」という人がいるかもしれませんが、それは割烹料理屋などのイケスの魚を指差して、「あ、このアジちょうだい、タタキねタタキ」と言うのと同じようなものだと解釈して頂きたいと思う次第であります。

とにかくインド人たちは、毎日こんなに新鮮なチキンを食べることができてうらやましいなあと思うのです。中には生きたまま買って行くおじさんなんてのもおりまして、自転車の荷台に逆さ吊りのような形でニワトリを縛り付けて帰って行く後姿を見ていると、子どもの頃のクリスマスの豪華な晩餐を思い出してしまうのです。

きっとあのおじさんの家も、今夜はパーティーかなにかなのだろうなあ。

木彫りのガネーシャ