これはインドにある日本大使館です。建っているのはニューデリーのチャナキャプリという場所で、ここは各国の大使館が立ち並ぶ外交エリアになっています。まあ大使館向けの分譲地みたいなところですので、隣も大使館、向かいも大使館、後ろも大使館・・・おっと、日本大使館の裏手は公園なのでした。
ちなみに日本大使館の右隣はスーダン、左隣りはドイツ、でもって広い緑地帯を含む道路を挟んだ反対側にはカナダ、オランダ、アフガニスタンの各大使館があります。
で、日本大使館は普段は日本の代表として外交の大切なお仕事をしているわけで、私たち一般の旅行者にはあまり関係がなく、わざわざこうして日本大使館見学に行っても、「まあよく来たわねえ~、さあさあ中へ入ってお茶でも飲んでってよぉ~」などとは言われず、こうして門をどぉ~んと閉ざしたままで愛想がないったありゃしないのです。ちょっとお~、あたしよ、ア、タ、シッ!入れてってばぁ~。
でもインド滞在中に、不幸にして何かのトラブルに巻き込まれた時などには、やはりここに駆け込むのが一番なわけです。大使館のお仕事のひとつに「邦人保護」がありますので、血相変えて走ってくれば、この重い扉もガラガラと開き、私たちを受け入れてくれるはずなのであります。ありがとう!日本大使館!
外国(特に政情不安な国)にあって、自国大使館がどれほど大きな存在であるかは、映画「キリング・フィールド」などを見るとよくわかりますので、まだ見ていない人はぜひ見て下さい。
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