今回はヴァラナシ(ワーラナーシー、ベナレス)からのハガキである。
ガンジス河に面してたくさんのガートを持つ聖地ヴァラナシは、「混沌」という言葉がホントお似合いな、なんともごちゃごちゃした街である。
でもって今回のハガキは、そんなヴァラナシでも一番有名なガート「ダシャシュワメード・ガート」にほど近いこんなポストに投函したのである。ちなみにポストの右側は神様の祠である。
2010年5月17日、混沌とした街のポストに投函されたハガキは、大河ガンジスの滔々たる流れに身をゆだねるようにして、5月24日日本のわが家に流れ着き、いえ、配達されたのであった。意外と速かった。しかしさすがはヴァラナシ、消印の文字まで混沌としていてひとつも読み取れない。お陰で実に見事でいい記念になった。
とまあ、一見すべてが混沌としているように見えるヴァラナシでも、郵便のシステムは意外と整然と機能しているようであり、郵便屋さんには深く感謝する次第である。
そしてウダイプールの郵便屋には、一度ヴァラナシで沐浴してきれいさっぱり心を入れ替えることを、強く強く望む次第なのである。
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