今回はチャッティースガル州ジャグダルプルからのハガキである。
ジャグダルプルは静かな山間の田舎町といった感じの町なのだが、それもそのはず、ここにはいまだ（少なくとも2010年5月時点では）民間の飛行場がなく、近隣の都市からは何時間もかけて陸路で移動して来るしかない所なのである。
そんなところからハガキを出して、はたして本当に日本に届くのだろうか？
この町を発つ朝、今までで一番の不安を抱きながら、私は「無事配達」の願いを込めて郵便局前のポストにハガキを投函したのであった。一番右側の赤い大きなポストである。頼むぞ！赤ポスト！
そんな私の願いが天に届いたのか、それともただ単に郵便のシステムが正常に働いただけなのか、2010年5月11日にジャグダルプルのポストに投函したハガキは、5月21日に日本のわが家に届けられた。この10日間という配達日数は、民間航空路線を持たない町からのものとしたら、かなり優秀なのではないだろうか。
それに比べて航空路、鉄道の便ともに良く、観光客の数などジャグダルプルとは比較にならないほどのウダイプールからのハガキが、10年以上経ってもまだ届かないとはどういうことなのだろうか？
もう少し待ってやるから早く届けなさいよ、ウダイプール！
