これはインドのペットボトル入りミネラルウォーターに表示されているリサイクルマークである。まあ基本的には日本で採用されているマークとほぼ同じで、巡り巡って使われるという輪廻転生的な矢印マークである。
で、ここで注目頂きたいのはその下のマークである。
さすが「百聞は一見にしかず」というように絵だと一目瞭然、これはペットボトルを(空になったら)つぶすようにというお願いなのである。
その目的はおそらくつぶすことで容積を小さくして、回収作業も省力化しようということなのだと思うが、かつてガイドブックに「空容器に水道水を詰め直して売る輩がいるのでペットボトルはつぶしてから捨てよう」みたいなミニ知識が書かれていた記憶があるので、もしかしたらそちらが真の目的なのかもしれない。
確かに空の容器を回収して水道水を詰めて売るという行為は、外国のテレビドキュメンタリーの中にも描かれていた(それが主題ではなかったが)し、かの映画「スラムドッグ$ミリオネアー」の中にも(ごく短いさりげないシーンだが)登場していたのでよくある話なのかもしれないが、少なくとも私は正規の売店で買うもので怪しげなものに当たったことはなく、やはりそうしたものは初めからアヤシイ(値段が安いとか、子どもが許可を得ずに売り歩いているとか)とわかるのではないかと思う。
なのでそうしたインチキ「ミネラルウォーター」は買う方もそれを承知で買うということになり、だとしたらなんら手を加えることなくそのままペットボトルを再利用する行為は、これこそ究極のエコ!なのではなかろうかとも思うのである。
やだけどね、自分がそんなのつかまされたら・・・
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