天井からパイナップルやミネラルウォーターのペットボトルを吊るすお店。
ここはその場でフルーツを絞って飲ませる生ジュース屋さんです。ジュースの材料となるフルーツは、オレンジ、パイナップル、ザクロなど。
そんな材料が店先にきれいに積み上げられていて、見ているだけで楽しくなります。
お好みのフルーツを指定すると、写真手前にある手回し式ジューサーで絞ってくれます。
皮をむいたフルーツを投入口に放り込みハンドルを回せば、螺旋式の圧搾器が最後の一滴まで果汁を搾り出してくれます。
私のお奨めはオレンジジュースなのですが、一杯のジュースを作るのに、オレンジを10個ほど使い、値段はだいたい20ルピー(50円ちょっと)ほどです。
インドの物価からすると少々高いのかもしれませんが、やはりそれだけの価値があり、とてもおいしいです。
しかしここで初心者が注意しなければならないのが、「氷」と「塩」です。
氷はもちろんジュースを冷たくするために使用するのですが、生水で作られた氷はお腹を壊す原因となりますので注意が必要です。
そして「塩」なのですが、これはジュースの味付けに使います。
ただ、その塩はイオウ臭がするため、知らずに飲むとびっくりしてしまうのです。
表現は悪いのですが、なんだかドブの水を飲んでるようにも感じるのです。(注:私はかつてドブの水は飲んだことありませんので、あくまでも想像です)
もしそんな塩が不要なら、最初にひとこと言えば入れずに作ってくれますし、お店の人が聞いてくることもあります。
私も初めの頃は塩を断っていましたが、ギラつく太陽の下バザールを歩き回り、大量の汗をかいた体は自然と塩を欲するものです。
今では生ジュースに塩が入っていないと物足りない感覚になり、日本の生ジューススタンドなどではジュースを飲まなくなってしまいました。
でも実は、値段が高いというのが本当の理由なのであります。
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