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2009年5月15日:パインズクラブ通信 第355号

         
  • 公開日:2022年8月17日
  • 最終更新日:2022年8月21日

暦の上では・・・

みなさんおひさしぶりでございます。
なんと3週間のご無沙汰でやんした。

さて、その間に大型連休などもございまして、各地の行楽地はかなり混雑したようでしたが、みなさんどちらかへおでかけになったでしょうか?

私は例のほら「高速道路どこまで走っても土日祭日上限千円!」ってやつにまんまと引っ掛かりまして、♪こうそっく、こうそっく、のぉ~りほおだぁ~い、よぉ~ろろいっひぃ~と口ずさみながら、連休初日の5月2日に颯爽と出かけて来たわけでございます。

まあそのことは前回のメルマガでも告知致しましたので、おそらくみなさんは「さてさて、どれほどの大渋滞に巻き込まれたことやら。もしかしたら目的地に到着しなかったんじゃないかしら?いえ、それどころか途中トイレにも寄れず、いい歳こいてうんちなんかもらしちゃったんじゃないかしら?うっふっふっ」などと他人の不幸を想像して喜び、私は私で「大渋滞に巻き込まれたらそいつをネタにメルマガ書いて大いに笑って頂こう。そうだ、ついでにうんちももらしてしまおうかしらん?おっほっほお」などとほくそ笑んでいたのであります。

ところがどっこい、結論から申しますとほとんど渋滞らしい渋滞には巻き込まれず、無事一泊二日の大旅行を終えることができたのであります。
しかも行先は決して近場ではなく、ここ神奈川から旧中山道の宿場町馬籠(岐阜)、妻籠(長野)、奈良井(長野)と回り、辰野というところのビジネスホテルで一泊するや、翌日は国宝松本城を見学し、そのまま標高二千メートルの美ヶ原へと登攀(車でですが)し、ビーナスラインで蓼科を駆け抜け、諏訪湖を横目でちらりと見て中央道に入り帰還するという行程だったのであります。

ただ実際は当初考えていた「往きは東名、帰りは中央」という方法がとれず、往復ともに中央道を利用することになりました。
と申しますのも、予定通り朝5時に秦野中井インターチェンジから東名高速に入ったのですが、道路情報を伝える電光掲示板に「沼津まで2時間以上」の文字を見て、こりゃいかん!とあわてて次の大井松田インターチェンジで下り、急遽中央道方面に移動して行かざるをえなかったというわけなのです。
だってあーた、通常沼津まで30分くらいのもんですよ。それが「2時間以上」なのです。いいですか「2時間」じゃあないのです、あくまでも「以上」が付くのです。つまり「最低2時間はかかる」と道路公団が保証しているというわけなのです。
それにこの渋滞はおそらく私たちと同じような、♪こうそっく、こうそっく、のぉ~りほおだぁ~い、よぉ~ろろいっひぃ~の人たちによって引き起こされていると思うわけです。どうせ高速乗って出かけるなら、普段はなかなか行けない(高速料金が高いので)遠くへ行こうと、家族や仲間と車に乗り合わせ、♪こうそっく、こうそっく、のぉ~りほおだぁ~い、よぉ~ろろいっひぃ~と口ずさみながら出かけて来ているに決まっているのです。
ということは、みんなして長距離を走るわけで、たとえ2時間で沼津に到着したとしても、そこで脱落する車は少なく、みんなして中京方面、関西方面、中国方面、四国方面、ええ~い面倒だ!九州までも行ってやるぜえ!♪こうそっく、こうそっく、のぉ~りほおだぁ~い、よぉ~ろろいっひぃ~となり、どこまで行っても渋滞は解消しないのではないかと思われるのでございます。

ところが東名高速の大混雑に比べ、中央道は気抜けして毛抜けするほど空いており、なんと途中朝食休憩を取ったにもかかわらず、10時半には馬籠宿に到着して観光を始めることができたのであります。

実にラッキーでした、よぉ~ろろいっひぃ~

 

*このメルマガの後半へ続く

〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。

*このメルマガの前半からの続きです。

 

とまあ渋滞で無駄な時間を過ごすこともなく、初日はゆったり旧中山道の宿場町三個所を堪能できたのでありますが、ちょっと誤算だったのが翌日の松本城見学でした。

松本城は現存する最古の木造天守閣で国宝にも指定されているお城です。
なのでお城の看板や入城券、パンフレットなどにも必ず「国宝松本城」と記されており、もうなにがなんでも「国宝」の二文字は絶対に外しませんからね、いいこと、みなさんもそこのところしっかり自覚して頂き、あだやおろそかに「松本城」などと呼び捨てになどせず、必ず「国宝松本城」と敬称付きで呼んで頂かなければなりませぬぞ、さがりおろー!なのです。

そんなふうに松本城、もとい、国宝松本城はその名の通り国の宝であるとともに、最近は若い女性の間で戦国武将ブームが巻き起こるや、男性陣からもお城フェチのノボリバタが掲げられ、それに負けじと中高年の正統派史跡散策友の会の者ども馳せ参じ、群雄割拠する様相呈しておりますところに高速道路千円乗り放題の♪こうそっく、こうそっく、のぉ~りほおだぁ~い、よぉ~ろろいっひぃ~組(私ですね)が加わったものですからそりゃあもうすごい混雑ぶり、天守閣前広場には登城を目指す者どもの長蛇の列が続き、ようやく城の中に入れても、内部もまた数珠つなぎで一向に前に進めないありさまなのです。
私の場合お城の内部に入ってから外に出るまで、なんと一時間以上もかかってしまいました。それでもわりと早い時間(9時頃)に行ったのでその程度で済みましたが、私が外に出た時には外の列もさらに伸び、お城に入るまでも相当な時間がかかったことでありましょう。

さて、そんなお城の内部には所々に展示物が置いてあり、のろのろ歩きの列に並んでいるのでさぞかしじっくり見られるだろうと思いきや、なぜか展示物のところだけ列の進みが早くなり、ほとんど説明文など読む間もなく通り過ぎてしまうのです。ふしぎです。
で、なんでもない所ではまたぴたっと動きが止まったりして、しかたなくその辺の柱をまじまじと眺め、その表面を手でそっとなでたりしながら、往時のもののふたちに思いを馳せ、素泊まりプランで朝食抜きの辛い状況から気をそらそうとするのですが、悲しいかな極限にまで達した空腹感と、混雑する城内に充満するひといきれで卒倒してしまいそうでした、ホント。

とまあそんな感じで、いつもならさっと出てきてしまうお城、しかも国宝である松本城の内部に長時間滞在でき、それはそれで実にラッキーだったのでありました。よぉ~ろろいっひぃ~

で、かかった費用もほぼ定額給付金の1万2千円で収まりました。めでたしめでたし。

とりあえず連休は終わりましたが、♪こうそっく、こうそっく、のぉ~りほおだぁ~い、よぉ~ろろいっひぃ~は2年間続くようですので、そのうちまた安いビジネスホテルでも取って、どこかへ出かけたいと思っております。

それではみなさん、連休の疲れは仕事で落とし、夏に向って張り切って参りましょう。

来週まで、ごきげんよう!

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