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2005年3月1日:現地発信メルマガ「インドからこんにちは」14

         
  • 公開日:2005年3月1日
  • 最終更新日:2022年8月5日

インドからです。

今日はまた昨日とは別のネットカフェよりお送り致しております。
昨日のあまりにもひどいキーボードに比べ、今日のはすごく快適であります。

それでは今日もまた、「私はデリーに本当にいるよ」の検証コーナーです。

このネットカフェは、メインバザールの通りから脇に外れた小道にあります。
店の前の通りはすごく狭くて、そうですねえ・・・1mくらいでしょうか。

その狭い路地を、バイクが走り抜けるんですよ、結構なスピードでね。
それでですね、

ばったん!

あー、ほらほら、まさしくこれなんです。この大きな音。
みなさんもさぞかし驚いたことでしょう。

実はこの音は、このネットカフェの看板が倒れる音なのです。

まあ看板といったって、木の板にペンキで文字を書いただけのものでして、そいつを折り畳みイスに立てかけてるわけです。
で、そこをバイクが駆け抜けると、その風圧で倒れてしまうというわけなのです。

ばったん!

ったくもお・・・

でもこれで今日もまた、私がデリーにいることが証明されたわけです。
よかったよかった。

さてここで、メールや書き込み頂いたなかから、この私がその質問にずばり!とお答えする、「インド悩み相談」のコーナーに移りたいと思います。
(こっちの方がよっぽどインドにいるっていう証拠になるじゃん!)

えー、本日は「前世はインド人」さんからのメールにお答えさせて頂きます。

ご質問の内容を簡単に申し上げますと、

拝啓、隊長殿

あなたのことを想うと夜も眠れず・・・

あっ、すみません。
そういうような、私にとっては重要なところは省きます。

エア・インディアのサービスはどうでしたか?
最近は良くなったとも聞くのですが・・・

例えば、全シートにブランケットがもれなくあるとか、
日本人には料理の好みを聞かずに、
FISH料理を置いていかないとか・・・。

はい、ずいぶんお悩みのご様子、心中お察し申し上げます。
でももう心配はいりません。この私が、そんな悩みをずばっと解決!(「ずばっと解決」の部分は声に出してお読み下さい)

先日(2/27)私の搭乗したエア・インディア301便に関してではございますが、ご報告させて頂きたいと思います。

サービスは確かに向上しています。

まず、ブランケットが各シートに1枚づつありました。
それから、料理の選択も受け入れてくれました。
さらに、スチュワーデスのおばさんが、たまに笑うようになりました。
だんだん本当の航空会社っぽくなってきたようです。

ただこのような進歩というのは、必ず弊害が伴うものでございまして、以前なら飲み物のサービスのときにビールを頼みますと、眉間にしわをよせていかにも全インドの苦悩を一身に背負ったインディラ・ガンディーみたいなスチュワーデスが、「ツー、オア、スリー」などと非常に嬉しいことを言ってくれたわけです。
ところが、最近ちゃんとした航空会社っぽい振る舞いをしてきたエア・インディアは、ついに国際標準の「ビールは1本づつしか渡さんからね!」という基準に近づけようと、「ワン、オア、ツー?」に切り替えてしまいました。実に残念です。

でも実はこれは今回からではなく、ちょっと前から実施されておりまして、私は搭乗前にちゃーんと知っていたのであります。
ですから今回はその対抗策として、成田空港で生ビールを2杯飲んでから乗り込んだのであります。わっはっはっ!

余談ではございますが、飲み物サービスでも2本のビールを飲み、さらに食事が運ばれて来たときにすかさず3本目を頼み、ようはちゃんと機内で3本飲んでしまったのですね。で、そこに成田での生ビール2杯でしょ。合計で2リットルくらい飲んじゃったわけですよ。そんなでしたから映画も見ずに寝てしまい、起きたときはもう到着の2時間くらい前で、慌てて入国カードの記入を始めたのですが、酔い覚めの頭痛と下を向いての作業から気持ち悪くなってしまいましてねえ・・・、着陸の時には両手の感覚がなくなり、顔面蒼白で脂汗を流してあえぎながらの到着となったのでございます。

みなさんもくれぐれもお酒の飲みすぎにはご注意下さい。

さあ、ここからいよいよ本題ともいえる「インド現地報告」となるわけです。
相変わらず前置きが長いなあ・・・

実は書き込みの方に、私のファン!という方、えっ?よく聞こえない?ファンですファン。とにかく「インド人になめられないように」という書き込みがございましたので、それに関連したお話をさせて頂きます。

まあ初日のホテルで危うく地下室送りにされそうになるなど、すでにインド人にはなめられているのですが、今日ここに来るために乗ったオートリキシャのドライバーには久々に思いっきりなめられました。

ホテルのフロントの「タクシーでも呼ぼうか?」との親切な提案に首を振り、自分でつかまえるからいいと言い残し、颯爽とホテルを出た私でした。

歩き出すとすぐにオートリキシャが近づいて来ました。
後からよーく考えればちょっとうかつでした。
なにしろその辺は高級とは言えないまでもホテルがたくさんあり、インド国内外からのたくさんの旅行者が滞在している地域なのです。
そこを歩いている人間に近づいて来るオートリキシャですから、なんとかぼったくってやろうと思うのが人情ってもんです。
そんな初歩的なことも忘れ、私はついつい料金交渉をして乗り込んだのです。

走り出してすぐ、左隣にもう一台のオートリキシャが追いつき、並走しながらなにやら運転手同士で話し合っていました。
やがて後から来たオートリキシャはスピードを上げ走り去り、私の乗ったオートリキシャは広い道に出て軽快に目的地に向けて走り出し・・・

いえ、ドライバーはスピードを緩め、リキシャを道の左端に寄せはじめました。

「あっ、なにか仕掛けて来るな・・・」

と思ったときには運転手はリキシャを完全に停止させ、後ろを振り向きました。

「『メインバザール』ってところははたくさんあるんだけど、お前の行きたいのは、どのメインバザールだ?」

この質問は毎回されることなので、私はいつものようにメインバザールの地域名「パハールガンジ」という名前と、ニューデリー駅の近くであることを告げました。
するとドライバーは、住所を教えてくれと言ってきました。
私はカバンの中から地図を出し、現在位置と目的地を示しました。
するとドライバーは突然謝り出したではありませんか。

「すまん、フレンド! そこには行けないんだよ」

こういうのも彼らの常套手段で、なんだかんだ理由をつけては目的地とは違う場所に連れて行こうとするのです。たいていはコミッションやポイントのもらえるお土産屋とかホテルなのですが、このケースではまだ朝が早いので、お土産屋も開いてないはずです。
あとはゴネて、先ほどの交渉値段を吊り上げようというのでしょうか?

私は対抗手段としての常套句、「じゃあ、別のリキシャを探す」と言ってリキシャを降りました。こうするとドライバーはあきらめて「わかった!行くから乗れ」というのです。

ところが、今回は何も言ってこないではありませんか。
他に車をつかまえられないような場所なら、そのリキシャと交渉するしかなくなってしまうのですが、そこは車がビュンビュン走る大通りです。リキシャもタクシーもバスだってなんでもあるのです。

そして実際に、ほんの10mばかり先にリキシャが1台停まっています。

私は心の中で「ふん!ほらみろ、私は別のリキシャで行ってしまうのだぞ。たとえばあそこのな!」と悪態をつきながらそのリキシャに近づきました。
そして料金交渉をしたのです。

通常(?)はドライバーが高い値段を言い、乗る側は適正価格かそれよりちょっと低い値段を言い交渉に入るのですが、その時のドライバーの最初の言い値で自分の「なめられ度」がわかるのです。

だいたいその地域からですと20ルピーといったところが実勢価格でしょうか。
しかしそのドライバーはこともあろうに

「150ルピー」

と言ってきたのです。

あまりの料金の開きに、なめられ度100%です。

もちろんその後の交渉でじわじわと値は下がりましたが、最終価格で50ルピーでした。それ以下には絶対に下げないのです。

もちろん私はそんなリキシャには乗りませんでした。
別のリキシャ(こいつも結構怪しかったですが)で無事メインバザールに到着致しました。

しかし先のあの2台のオートリキシャはおそらくグルで、結託しての「犯行」かと思われます。(先ほど並走していたリキシャとは違っていたので、別のやつが先回りしていたのでしょう)

それほどインドオートリキシャ界のぼったくり手口は巧妙化され、そして今後も日々進歩していくのでありましょう。

なにしろその大通りの頭上には、近い将来彼らオートリキシャの強敵となるであろうこと明白な、「デリーメトロ」の高架橋の工事が急ピッチで進められているのですから。

ふふっ、いまに見てろよ、オートリキシャ!

このデリーメトロの全線が開通した暁には、お前なんか駆逐されてしまうのだぞ!

覚悟しておくがよい!

・・・・・

でも、完全になくなっちゃうなよ、オートリキシャ!

今日の報告はこれでおしまいです。

そして、実は明日から3日間はジャイプールという街(デリーの南西約260km)に行ってしまうため、メルマガはお休みになります。

その代わり、再開後にはジャイプールの話題も含め、たっぷりと報告させて頂きます。

それでは、また・・・えーと・・・4日後にお会いしましょう!

しばしの別れじゃ!

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