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2006年3月24日:パインズクラブ通信 第194号

         
  • 公開日:2022年8月11日
  • 最終更新日:2022年8月20日

暦の上では・・・

暑さ寒さも彼岸まで、なんてことを申します。
そんな彼岸も今日で明け、これで晴れて寒さが終わるわけです。

お彼岸、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

えー、先日東京でも桜が開花致しました。
今週末はまだ見ごろではないようですが、来週には上野公園や千鳥ヶ淵、靖国神社といった桜の名所に、大勢の人たちがやっとこやっとこ繰り出すわけでございます。
露店なんかもたくさん並びまして、桜の下ではシートを広げ、お弁当やお酒などを並べまして、こうぱぁ~っと!ご陽気に盛り上がるなんてえ光景が、あちらこちらに見られるわけでございます。

しかしこの時季はまだちょっと寒いです。花冷えなんてことも言われるくらいで、シートの上にじぃーと座っていると、下からじんじんじんじん冷えて参ります。こと花粉症の人なんかは、屋外の花見で花粉を吸い込み、そこに冷えが加わりますので、もうくしゃみが止まりません。くしゃみというのは一度出ると、その風圧で口の中の鼻の出口みたいなところが刺激され、次なるくしゃみを誘発するものですから大変です。人類究極の夢「永久機関」みたいなもんで、もう永遠に止まらないのではないかという勢いで出ます。
さらにアルコールが体内に入りますと、その症状はさらに悪化の一路をたどり、あたり一面に桜吹雪ならぬ、つばしぶきが舞うのでございます。あな怖ろしや・・・

しかし、桜の花というのは一年に一度、しかもたった一週間ほどの見頃しかないわけです。
日本人であるなら、花粉など恐れずに、どんどん花見に行くべきです。

私もかなり重度のスギ花粉症認定患者の栄冠を手にしておりますので、この時季はそれはそれは苦しい闘病生活を送っているのでありますが、花見にはぜひ、やっとこやっとこ繰り出したいと思うのであります。

 

*このメルマガの後半へ続く

〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。

*このメルマガの前半からの続きです。

 

夜桜見物なんてのも、またいいものです。
私もサラリーマン時代に行きました。

仕事中に急に「夜桜を見に行こうか?」と誰からともなく話が持ち上がり、そうしようそうしましょうとすぐに話がまとまり、さっそく社内の段ボール捨て場から、よさそうな段ボールをいくつか確保し夜の出陣に備えました。

やがて終業のチャイムが鳴り、花見に誘っていない上司に気付かれないよう、それぞれ時間をずらして職場を後にしました。
そして会社近くの待ち合わせ場所に集合した私たちは、各自が自分用の大きな段ボールを抱え、ホームレスの集団引越しのような感じで、花見場所へとぞろぞろ歩いて行きました。

花見場所に選んだのは、近くの神社でした。
最初はもっと大きな公園がいいのではないかとの意見も出たのですが、会社からそこまではちょっと距離があり、また他の職場の人たちもその公園に行くらしいという情報も入手していたのでやめたのです。
なにしろ本来職場における花見というものは、職場全員の参加で行われるべきものであり、花見のシート上における座席配置なども、肩書、職制、勤続年数、給与の額などを考慮に入れ決められ、足の臭さなどはまったく無視されてしまうのです。これは、言ってみれば職場の机配置をそのままブルーシートの上に再現しただけの「青空職場」であり、無礼講はもとより、平社員にしてみれば楽しく飲む雰囲気ではなくなってしまうのであります。
なので上司にはナイショなのです。なので小さな神社で隠密裏に執り行わなければならないのです。つまり今宵の花見は、誰にも知られてはいけない「闇花見」であり、また「黒花見」であるのです。エコエコアザラク・・・

とにかく毎日その神社の横を通って通勤している同僚の情報では、そこにも何本か桜の木があって、今まさに見頃だということなのです。それはまったくおあつらえじゃあないですか。

と、そんな説明をしている間に、いよいよ神社に到着しました。

おおっ、桜は満開じゃ!

薄暗くなった神社の境内には外灯がぼんやり灯り、夜空に聳え立つ満開の桜を白く照らし出していました。
そして境内の片隅にはすでに先客がいて、早くも酒を酌み交わしています。

それ!遅れを取るな!と、われわれもさっそく一本の桜の木の下に段ボールを広げ、各自の申告により事前に購入していた缶ビールや缶チューハイを並べ、おごそかに黒花見の宴を開始したのでございます。エコエコアザラク。

桜の花びら舞い散る下で飲むビールは格別でした。
しかも今宵は上司抜きでの宴会です。盛り上がらないわけがありません。
こういうときの「ツマミ」は、その場にいな上司についての所見に決まっているのです。エコエコアザラク。
そんなわけでわれわれは早くも事前申告分のアルコールを消費し、神社の前で誘蛾灯のごとく灯りを点け花見客を誘っている酒屋に、何度も何度も足を運びました。

やがて夜風の冷たさに耐え切れなくなったわれわれは、めいめい段ボールにくるまっての宴会となりましたが、そんな寒さも吹き飛ばす「無礼講」は、いつまでいつまでも続いて行ったのであります。

しかしそんなわれわれは、同じ境内に他の職場のグループも来ており、彼らがちゃんとわれわれの行動を目撃していたことを、まだその時は知らなかったのであります。

ああ、人を恨まば穴ふたつ・・・エコエコアザラク・・・

みなさん。

お花見は、明るく楽しく行いましょう!

では、また来週!

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