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2006年4月28日:パインズクラブ通信 第199号

         
  • 公開日:2022年8月12日
  • 最終更新日:2022年8月20日

暦の上では・・・

♪なぁ~つもぉちぃ~かづく、はぁ~ちじゅうはっちっや、てんてん。

早いものでもうすぐ八十八夜、どんどん夏も近づいて来ております。

そして今年も大型連休、通称「ゴールデン・ウィーク」、和名「黄金週間」に突入するのでありますが、今年は曜日の並びから、5月3日から7日まで連休という企業や学校も多いようです。
で、実は当店もそこは連休になってしまうため、メルマガも来週はお休みになるのであります。
なので、今週は2週間分書いてしまいますので、後半部分はできましたら5月5日(金)にお読み頂きたいと思います。

「そんなことするくらいなら、来週分は予約配信にすればいいじゃん!」という意見もあるかと思いますが、そうもいかない事情があるのでございます。

その事情とは、このメルマガの号数をご覧になればお分かり頂けますように、今週は第199号なのですね。
と言う事は、このまま十進法で数えて行けば、次回は200号になるはずなのでありますよ。
そんな記念すべき200号を、自分が休んでる間に予約配信で済ませてしまうなんてことができるでしょうか、いやできません。(速即答)

また雑誌などではたまに「合併号」というものがありますので、このメルマガも「199号・200号合併号!」としてしまうという手もありますが、なんだかそれももったいない気が致します。
だいいち「合併号」という意味がよく分かりません。
子どもの頃買っていたマンガ雑誌などでもたまにそういうのがありましたが、2号分の合併号と称しながら、「もーれつア太郎」や「笑い仮面」、または「マンダム親子」や「パンパカ学園」が2話分載っていたわけではありませんでした。
そりゃあ値段も2冊分というわけではありませんでしたが、高らかに「合併号!」と称するなら、表紙を両方とも表扱いにして、ひっくり返すと次号になるようにして欲しいものです。
そうなるとすごいです。なにしろ先の号で行ったマンガ人気投票の結果が、ひっくり返した「次号」にもう載っているのですから。

「あー、先週も一位は『レーズンちゃん』だったかあ。なんせ毎回カラーページ使ってるくらいだもんなあ・・・」

とか言っちゃいます。

えーと・・・なんの話でしたっけ?

あー、記念号の話でした。

なぜか雑誌の合併号を糾弾するような内容になってしまいましたが、そんなことはどーでもいいのでした。

だから、記念すべき200号は、この手でしっかりと配信したいということを言いたかったのです。

♪ぼくのあだなをしってぇ~るかぁ~い、ちょおかんたろおというんだぜぇ~ しんぶんくばぁあって、もうみつきぃ~、あめやぁ~、あらしにゃぁ~

あの「朝刊太郎」を歌った山田太郎は、「どっこい大作」の中ではラーメン太郎と名前を変え・・・・

いえいえ、もうどっこい大作の話題は前回までで終わったのです。

とにかく、私も雨や嵐や世間の冷たい目や「迷惑です」という配信停止のご要望などにも負けず、この4年間メルマガを配り続けて来たのでございます。

なので、第200号は一週空けた5月12日に、ごがつのじゅうにんち、きんよーびに、発行させて頂きたいと思うわけであります。

以上、次回はメルマガをお休みするという、ただそれだけのお知らせでした。
失礼致しました。


*** ここからは、メルマガ第199号4月28日分です ***


前々回よりなつかしのテレビ番組として「どっこい大作」を取り上げて参りましたが、この話題はマイナーな上にもマイナーであるため、一部のどっこい大作偏愛者を除く大部分の人たちの指示を得られず、そのため益々このメルマガが家庭の不要ゴミとなってしまった感があります。

しかし、どっこい!

今回は違います。

今回は久々にインドの話題をさせて頂くのであります。どっこいどっこい。

先日、デリー在住のチョロチョロちゃんからこんなメールを頂きました。
まずはそのメールからご覧下さい。


こんにちは。

《 ここは私を賞賛する内容のため省略 》

いま新聞の紙面をにぎわしている記事として Municipal Corporation of Delhi というデリーの市役所とも言うべきか、住宅関係の役所が、2010年のコモンウエルネスゲームに向けてデリーの市内を浄化し始めました。

公道にはみ出た、自宅のポーチやフェンスなどをブルドーザーが来て勝手に壊して行っています。
また住宅地域と商業地域の住み分けが厳格となり、オフィスの移転が相次いでいます。

その影響か否かわかりませんが、コンノートプレイスのジャンパト通りのチベット系のみやげものやさんがある建物の、看板が一旦はずされ、新たに統一された看板にするような工事がすすめられています。

また、あの汚い、バススタンドも、ヨーロッパ風に分かりやすく見えやすく直すそうです。

《 以下は先ほどの賞賛は冗談であったとの内容のため省略 》


はい、ありがとうございました。

どうです、すごい話ですね。

その昔、手塚治虫の「0(ゼロ)マン」というマンガで、エンマ大王と名乗る人物が、東京を無理やり改造していくというシーンがありました。
特殊なブルドーザーで東京中の建物を壊してさら地にし、そこに同一規格の家を建てることで「美しい都市」とする、そんな内容でした。

デリーではここ数年、都市の美化に力を入れておりまして、違法駐車や信号無視などの交通違反の取締りの強化、またインド名物のウシの排除や物乞い行為の禁止など、そんなこんなの取り締まりに、罰則を含めた厳しい処置で臨んでいるのです。

そして今回は「公道にはみ出た、自宅のポーチやフェンス」をブルドーザーで問答無用に壊してしまうなんて、さすがインドの公権力。エンマ大王顔負けの大車輪じゃあないですか。

「お、お代官様、何卒、なにとぞこのポーチだけはお許し下さいましぃ~」

「ええい!ならんならんならんならんらんらんらん! それ、早いとここのじじいのポーチを壊してしまえ!」

ガガガガガガガガアー!(ブルドーザーの音です。いえ、アヒルじゃないですってば)

「あ~っ!わしのポォ~チィ~がああああ!」

あわれおじいさんのポーチは壊され、そして燃やされてしまいました。
悲嘆にくれたおじいさんはしかたなく、燃やされたポーチの灰を集め、枯れ木にまいてみたところ、あ~ら不思議、枯れ木にはたくさんのバナナが枝もたわわに実りました。
でも、バナナの枝が公道にはみ出していたために、あわれバナナは公権力によってまたもや排除されてしまったのであります。

「あああああ! わしはまだバナナを半分しか食べてないんじゃあああ!」

♪かわいそうね、じっちゃん!

デリーでは今、そんな悲劇があちこちで繰り広げられているのでしょう。

しかしインドでは、公道にはみ出しているのは何もポーチやフェンスだけでなく、自宅そのものが公道上にあるなんてケースも多々ありますので、そういうところはもっと悲惨なことになってしまいそうです。

えーと、2010年に「コモンウエルネスゲーム」が開催されるということですが・・・

はて? 私、それ何だか知りません。

まさか肛門を健康にするって大会じゃあないですよね。

じゃあ、それはまたチョロチョロちゃんに情報をもらうことに致しまして、話を先に進めます。

今度は「コンノートプレイスのジャンパト通りのチベット系のみやげものやさんがある建物」というのをご説明させて頂きます。

コンノートプレースというのは、別名コンノートサーカスなんて言いまして、ニューデリーの中心的存在のロータリーのことです。日本ではあまり見かけませんが、ロータリーは一方通行の円形の道で、まあ信号機のいらない「交差点」というか「分岐点」のようなものです。ある道から別方向の道に進みたい車は、一旦このロータリーに入ってから、所定の道に出るという仕組みのものです。
コンノートプレースはロータリーと言っても、円形の中央部の一部がパリカバザールと言う地下ショッピングアーケードになっていて、そしてその周りを道路と商業施設が交互に三重に取り巻いているという、それはそれは巨大なロータリーなのです。

そのコンノートプレースからは四方八方に道路が延びておりまして、そのひとつ、南の方角に真っ直ぐ延びる道路が「ジャンパト」なのです。
ちなみにこの「ジャンパト」というのは「民衆の道」という意味でありまして、その道をひたすら南に進んで行きますと、「ラージパト(王の道)」という大きな通りと交差します。
その交差点(と言ってもとてつもなくでっかいです)で左を向けば、パリの凱旋門のような形の「インド門」が見え、右を見れば荘厳な大統領官邸が見えます。つまり、ラージパトは大統領官邸からインド門までまっすぐに延びる道路で、1月26日の共和国記念日にはここで大パレードが繰り広げられる場所でもあるのです。

おっと、つい調子に乗って歩き過ぎてしまいました。
「チベット系のみやげものやさんがある建物」まで戻ることに致しましょう。

それではもう一度、コンノートプレースを背にしてジャンパト通りを歩き始めますが、お土産屋などのお店を見たい場合は、必ずジャンパト通りの右側を歩きましょう。
まあ反対側を歩いても良いのですが、そこには小さな旅行会社や両替商などがたくさんあり、怪しげな男たちが近寄って来ては「エア・チケット」とか「マネー、エクスチェンジ」とか言って来ます。なのでそういうのに興味や用事のない方は、右側のお店がたくさん並んだ側を歩く方が賢明です。

さて、歩き始めますとすぐに小さなお店がびっしり連なり始めます。
どれも間口一間といった感じの小さなお店で、一見観光客相手にあこぎな商売をしてそうな雰囲気もあるのですが、意外と真面目な商売をしておりまして、ちゃんと定価で売ってくれます。(いかにも観光客然としてると、少し余分に取られる可能性は否めませんが・・・)

そんなお店をいくつか覗きながら歩いて行きますと、急に右側が大きく開けた場所に出ます。
そこは道から少し引っ込んだところに大きな建物があり、そこにも小さなお店がたくさん入っているのですが、建物の前が駐車場になっているために、「開けた」感じになっているわけです。
また、その建物の右側は、つぅーと向こう側まで突き抜けられるようになっているのですが、その通路の両側にも小屋掛けや屋台のお店がびっしり立ち並び、さらにその合間を縫って商品を手に持った「無店舗移動販売員」たちが右に左に動き回っては声を掛けて来ます。
ここもなかなか楽しいスポットなのですが、今回はジャンパト通りに沿って進みましょう。

さらに進みますと、また歩道横にびっしりと小さなお店が軒を連ね始めます。
いかにも「お土産」といった感じのものを扱うお店や、Tシャツやカバンをたくさん吊るしているお店、映画スターの表紙の雑誌を並べている本屋さんなどがあります。

さて、そんな「ウインドウなしウインドウショッピング」をしながら歩いて参りますと、信号のある交差点に差し掛かります。
実はその交差点を渡ったところから、「チベット系のみやげものやさんがある建物」が始まるのです。

では、前方の信号が青のようですので、道を渡ると致しましょう。

すたすた・・・

おっとお! あぶない!

あー、びっくりしました。
右側の道から来た左折車が、目の前をすっ飛ばして行きました。

実はインドでは、赤信号でも左折が可能な交差点が多いのです。日本でいえば、白地に青い左矢印標識のある交差点と同じです。
最近はデリー市内などで「赤信号左折不可」の交差点も増えて来たようですが、まだまだ周知徹底がされていないようで、赤信号で左折レーンに止まっている車が、後ろからクラクションを鳴らしまくられるという光景を目にすることがあります。

とまあ、インドでは青信号でも、うかうかしてはいられません。
特にこの交差点は四方向が順番に青に変わっていく方式ですので、車の動きと次に青になるレーンがどこなのかを把握していないと危険です。

さあ、今のうちです。早く渡りましょう。

さっさっさっさっさっ・・・・

道を渡ると、今までのにぎやかさがうそのように静かな雰囲気になってしまいました。
なるほど、歩道の右側には先ほどまでと同様に小さなお店が軒を連ねてはいますが、いまいち活気がありません。心なしか気温も2度ほど下がったようにも感じます。

お店をやっているのは、一見「日本の方ですか?」といった顔つきの人たちで、あのずうずうしいほどに陽気なインド人とは打って変わって、真面目そうではあるけれど、ちょっと陽気さは感じられないといった人たちです。
売っているのもくすんだ感じのチベッタン風アクセサリーやアンティーク風の真鍮細工などのため、商品の彩といったものもあまりありません。

とまあ、「チベット系のみやげものやさんがある建物」というのは、そんな感じのところですので、この機会に新しい看板になれば、交差点をはさんだあちら側との温度差も、少しはなくなるかもしれません。

尚、彼らの名誉のために言っておきますが、その場所は決して「場末」などではなく、その先には由緒正しき高級ホテル「インペリアルホテル」があるのです。
どのくらい高級かと言いますと、この私でさえ、かつてそこに入ろうとして守衛に「おいお前、どこへ行くんだ?」と止められてしまったくらい高級なのです。ぷんぷん!
そして「ここの宿泊料金を知りたいだけだ」と言ってなんとか通してもらい、フロントで料金表を貰ったのですが、フロントの係の男はあきらかに、「料金を見て驚くなよ、ふふふ」と思いながら料金表を手渡してくれたと思われ、私としてはその期待に充分応えるリアクションが取れたと胸を張って断言できるほど高級なホテルなのであります。

そんな高級ホテルのお客が、もっとチベット系のお土産屋にお金を落とし、彼らに笑顔が戻ることを祈ってやまないのであります。

おしまい。

*このメルマガの「次号」部分に続きます。

 

〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。

 

*このメルマガの「前回」部分からの続きです。

*** ここからは、メルマガ第199号5月5日分です ***

暦の上では・・・

こどもの日です。

言うまでもなくこどもが主役の「こどもの日」なのですが、最近は少子化が進み、このままでは近い将来「こどもの日」が成り立たなくなってしまい、代わりに「こども記念の日」とかになってしまうのではないかと危惧しております。
これからお子様をお産みになり、子育てをされる方々に、子育て支援の一環と致しまして、微力ながらエールの一声を掛けさせて頂きたいと思います。

では、

お子様が健やかにお育ちあそばされますよう祈念致しましてえええ!

三三七どっこぉ~い!

それええええ!

どっこい!どっこい!どっこい!

どっこい!どっこい!どっこい!

どっこい!どっこい!どっこい!どっこい!どっこい!どっこい!どっこい!

ぽおおおおおおお!

ありがとうございました。

さて、前回は久々にインドの話題を致しましたが、今回はこどもの日ということもありますので、子どもの頃に見た「なつかしのテレビ番組」の話題です。

ではまず、どっこい大作に関してご意見をお寄せ頂きました方から、再度書き込みを頂きましたので、まずはそれをご紹介させて頂きます。
投稿者は「ほっつき歩きたい男」さんです。


毎回メルマガを楽しみにしていますが,今度は「赤影」ですか。
「赤影」と言えば,大きな凧に乗って飛んでいたのを思い出します。
でも赤影は懐かしいシリーズの中でも,メジャーな部類なので,隊長はじめ皆さんも多くの記憶が残っているでしょう。
同じ忍者モノなら,次回は「ワタリ」でも取り上げてもらって・・・,
いやいや,どんどんマニアックな世界に行きそうなので止めておきましょう。
尚,私の妻は前回の“どっこい大作”あたりから,「何の話かさっぱり分からん」と呆れています。


ほっつき歩きたい男さん、いつもありがとうございます。
そして横で呆れられていらっしゃる奥様、あなた様は立派な「多数派」ですので、どうぞご安心下さい。

というわけで、「仮面の忍者赤影」に関しましてはメジャーな部類ということで、マイナー志向の私と致しましては特にコメントはないのですが、ただ、「赤影のソノシート持ってんど!」ということだけを、さりげなく自慢しておきます。

で、「同じ忍者モノなら,次回は『ワタリ』でも・・・」ですね。

私が子どもの頃には忍者ブームなるものがありまして、少年マンガ雑誌などは、競って忍者を題材にしたマンガや特集記事を掲載しておりました。

では、どんなものがあったか、私の日々薄れ行く直近の記憶とは裏腹に、まあまあ良く覚えている昔の記憶からピックアップしてみましょう。

「伊賀の影丸」「風のフジ丸」「忍者部隊月光」「忍者ハットリくん」「花のピュンピュン丸」「カムイ外伝」「さるとびエッちゃん」「伊賀のカバ丸」

どうです。ちょっと挙げただけでもこれだけあります。

まあ中には私の子どもの頃のものではないものや、「えっ?おい?これって忍者ものに入るのか?」ってなものも混ざってたりしますが、とにかく忍者は子どもにとってはヒーロー扱いなわけです。

実際に子どもの頃(テレビで)見ていた「風のフジ丸」などでは、本編のマンガの合間に「忍者解説者」みたいなおっさんが登場して、忍者に関するいろいろな知識を伝授するというコーナーがありました。
たとえば、「忍者の刀は通常のものより短く、狭い場所で使いやすくなっている」とか、「刀が短い分、余った鞘の先には火薬などの薬品が入っている」など、将来忍者を目指す少年たちには大変役に立つ講座になっていました。

私もそんな忍者を目指す少年のひとりだったわけですが、その頃地元の映画館にやってきたのが「ワタリ」という映画でした。

「ワタリ」は当時少年マガジンに連載されていた、白土三平のマンガなのですが、映画館にやって来たのは実写版のものでした。
地方の映画館ですので、必ず他の映画との抱き合わせ三本立てといった興行でしたが、ワタリが何という映画との同時上映だったかは忘れてしまいました。もしかしたら「武蔵と小次郎」という題名の学園もの青春映画だったかもしれません。
とにかく当時映画はメジャーな娯楽でしたので、特に子どもなどはかなり力を入れての映画鑑賞となります。映画館の売店で普段はなかなか飲めないジュースや、イタリアパンと呼ばれる日持ちのするちょっとボソボソしたパンなどを買い、それらを飲み食いしながら日曜日の一日を映画館で過ごすのです。
そして映画が気に入った時などは、2回目の上映でもう一度同じものを見たりします。
映画館は入れ替え制ではありませんでしたので、朝から晩までいてもいいのですが、そこは映画館側の策略か、「三本立て」の映画の中にはたいてい子どもには退屈な映画が混ざっていて、そいつが子どもの前に大きな壁として立ちはだかるのです。つまり、「もう一度今の映画見たいななあ。でも、それにはまたあのつまらない映画の時間も耐えなきゃなんないのかあ・・・」となるわけです。
実際「サイボーグ009」を見に行った時には、同時上映で「美しき青きドナウ」とかいうウィーン少年合唱団を題材にした映画が混ぜてあり、しかもそいつを一番手に持ってきてるものですから、009を2回見るためには、ウィーン少年合唱団も2回見なければならず、かなりの苦痛だったことを覚えています。そのくせウィーン少年合唱団の生徒のひとりが、声が出なくなってしまったシーンのときなどには、ついつい話に引き込まれてしまうというころが、まったく子どもなのであります。

そんな一大イベントの映画鑑賞ですので、もちろん「ワタリ実写版」も2回見ました。
しかしそれは、実は映画自体が気に入ったわけではなかったのです。

正直なところ、「ワタリ実写版」がどんなストーリーだったか、良く覚えていません。
じゃあ、なぜ2回見たくなったかと言いますと、悪者の女の人が魅力的に見えたからなのです。
しかしワタリを殺そうとする悪役で、しかも怖いメイクをしており、さらにはあまり若い女性とも思えなかったのですが、う~ん・・・今となっては良くわかりませんが、まあ、その時はもう一度お会いしたいという気持ちで、抱き合わせの退屈な映画に耐え、めでたく再会を果たしたのであります。

最近はなんでもかんでもDVD化されているようですので、もしかしたらこの「ワタリ実写版」も発売されているかもしれません。

でも、私は決して見たいとは思いません。

自らの幼き日の「女性の好み」を、確認するのがちょっと怖いのです・・・

どうぞみなさんも、この「ワタリ実写版」を見る機会がございましても、わざわざ私に「へぇ~、そういう趣味なんだあ」とかメールして来ないで下さい。大きなお世話です。

と言うわけで、なんだか忍者の話ではなくなってしまいましたが、みなさんも「こどもの日」に幼き頃を思い出してみて下さい。
きっと赤面することのひとつや百個あるはずです。

それでは今回はこの辺で失礼致します。

ではまた、次回にお会い致しましょう!

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