私は「本場インドのカレーはおいしい?」と聞かれると、「うまいうまい」と答えるが、実際はすべてがうまいわけではない。
そりゃまあうまいと感じる方がはるかに多いのは確かなのだが、中には「ん・・・」と思うものもある。
これはムンバイの定食屋で食べたカレーである。正確には「チキンマサラ」という。ここは外国人などまず来ないであろうというお店で、その分地元の(いうなれば本場の)人々の舌を相手にしているお店であるはずなのだが、どうにもこのカレーがおいしくなかった。コクがないというか味が薄いというか、とにかくがっかりしてしまった。
この時は二人で入り、もう一品「マトンマサラ」も注文したのだが、そちらも同じようなものだった。
まあ全部で140ルピー(約280円)ほどだったのであまり文句を言えたものでもないし、わざわざ「うまくない飯」を紹介することもないとは思うのだが、まっ、「本場」だからと言って必ずうまいわけではないという、考えて見ればごく当たり前のことの確認なのであった。
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