インドの街を歩いていますと、もう日本ではあまり見かけなくなってしまったようなものを売っていたりして、「あ~、なつかしいなあ~」と郷愁を覚えることがよくあります。
で、今回のこれなのですが、これはデリーの安宿街としても有名な通称メインバザールで見かけた風車売りです。色とりどりの風車をたくさん刺した板状のものを背中にしょって、人通りの多い道を売り歩いておりました。
いやあ、しかしさすがにこいつは「懐かしい」を通り越していますね。
だって風車売りなんて時代劇でしか見たことない商売ですよ。
時代劇の中じゃよく、悪者の手先などが飴屋や風車売りといった小商人に化け、旅籠に泊まった旅の姉妹(実は昔無実の罪を着せられ切腹させられた侍の娘で、真相となる証拠の品を携えて江戸に向う途中)を見張っていたりなんかするわけです。そして覆面頭巾の侍と目を合わせると、静かに小さくうなずいたりするのです。あゝ、若き美人姉妹の運命やいかに!
まあここはインドですからそんな展開はまず起こり得ない(ってか、日本でも起こらないですね、そんな時代活劇)のですが、でももしかしたらこの風車売り、デリー警察麻薬取締官みたいな役職の人が変装して極秘捜査をしているのかもしれません。
みなさん、メインバザールではいろいろな誘惑が近寄って来ますが、良識ある行動で自分の身は自分で守りましょう。
あれ?
なんか風車とは関係ない話になっちゃったな・・・
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