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インド:私の命はこれに委ねられてるわけです・インドの翼エア・インディア

         
  • 公開日:2007年1月27日
  • 最終更新日:2022年6月25日

私はインドに行く時は、いつもエア・インディアを利用しています。
理由は単純明快で、「料金が安い」からです。
しからばなぜ料金が安いのか?と言えば、そりゃあそれなりの機体とそれなりのサービスだからです。

私はいつも成田空港発のデリー直行便を利用するのですが、機体はボーイング747、通称ジャンボジェットです。

で、これが実にすごいのです。

何がすごいって、とにかく全体的に「古い」のです。

音楽や映画の音声を聞くためのヘッドセット(イヤホン)は、未だにチューブ式のものです。
これは肘掛に埋め込まれた小型スピーカーの音を、ビニールチューブで耳まで誘導すると言う、なんとも原始的なものです。そしてこのヘッドセットは必ずチューブのどこかがつぶれているので、つぶれた箇所を絶えず指で圧迫し押し開いていないと良く聞こえないのです。

それからトイレが古いです。
今の飛行機のトイレは、用足し後にレバーを倒すと「しゅぽ!」と音がして、ブラックホールに吸い込まれて行くようで、なかなか「近未来の宇宙船ららら科学の子」みたいな感じでかっこいいのですが、エア・インディアのトイレはブルーの水がゆるゆると螺旋状に流れて行くという、まあ「悠久のインド母なる大河の流れはゆるやか」みたいな感じで、ちゃんと流れるのか不安になり、最後まで便器の底をしげしげと眺め確認してからでないと出るに出られないというものなのです。

その他にも天井から少なからぬ水が垂れて来たり、シートの背もたれやテーブルが壊れていたりすることもあります。

とにかくありとあらゆるものが古いので、機内ではガムテープが大活躍です。
必ず見える範囲内に、ガムテープで留められた箇所が見つかるはずです。

とまあ、そんなエア・インディアなのですが、逆に考えればその古い機体をちゃんと空中に浮かせ、はるか6千Kmのかなたまで飛ばすのですから、パイロットを始めとするクルーの皆様は、いずれ劣らぬ凄腕の持ち主と言えなくもありません。

この写真は、エア・インディアの客室最前部です。壁に描かれているのは、ご存知タージ・マハルです。

まあタージマハルはインドでもっとも有名な建造物であり、また世界遺産でもありますので、旅行気分を盛り上げるためには持って来いなのかもしれませんが、考えてみたらタージマハルはお墓なわけですよ。そういうものが飛行機の一番前にあるというのは、なんだかちょっとなあ・・・と思うのですけど・・・・

まっ、いいか。

料金安いから。

木彫りのガネーシャ