インド最南端カニャークマリの浜辺付近に人魚の像を見た。
ここは公園のように整備された場所(もしかしたら寺院の付属物)への入り口なのだが、その入り口の左右に建つ門柱の上に、それぞれ体をしならせた人魚の像が乗っかっていた。はたしてヒンドゥー教にこのような姿の人魚がいるのか?ということについてははなはだ疑問の残るところではあるが、まあなんでも抱合してしまうヒンドゥー教だし、そもそもあの有名なガネーシャのように、半獣半人の神様も多いことなのでこれもありなのだろう。
それにしても人魚の顔が南インド風の丸顔になっているところが実にいい。
他の文化を取り入れるだけでなく、自分流に変えてしまうところがヒンドゥー教のすごいところなのである。
[dfads params=’groups=39&limit=1′]