南インドのケララ州、水郷の町として知られるアレッピには水田も多く、畔に茂る椰子の木を除けば、その静かなたたずまいは日本人にとってとても懐かしい風景に感じられます。
そんなアレッピの夕方、4人の男たちと出会いました。時間も時間でしたので仕事帰りのようにも見えましたが、近くに工場や会社のようなものがあるようには思えず、また歩き方もみなゆったりとしていましたので、ただ連れだってぶらぶら散歩をしているだけなのかもしれません。
しかし服装はみなドーティー(腰巻)にシャツという典型的な南インドの服装ではありますが、そのどれもがこざっぱりとした感があり、もしかしたらこれから何かの寄り合い、いや、パーティーにでも出かけるところだったのかも。
まあ行先はどこであれ、この時が止まったような空間にあって、男たちの腕に光る時計がとても異質に見えたのが、私にはとても印象的だったのであります。
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