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第26回:ジュナーガル / マハーバト・マクバラー

         
  • 公開日:2014年3月13日
  • 最終更新日:2022年6月19日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時の1ルピー(Rs.と略す)のレートを約1.7円とお考え下さい。

2013年11月15日(金) ジュナーガル 晴 30℃くらい

オートリキシャでマハーバト・マクバラーへ Rs.50

マハーバト・マクバラーは見学する人もなく、螺旋階段も自由に上がれる。
怖かった。

隣に立つモスクと、さらにその隣の建物がすごいコントラストで迫って来る。
こんな建物がろくな手入れもなしに放っておかれるとは、実にもったいない。

〔以下メモに解説を加えて〕

2013年11月15日(金) ジュナーガル 晴 30℃くらい

オートリキシャでマハーバト・マクバラーへ Rs.50

帰りのオートリキシャの値段交渉は少々難儀した。
行き先は来るときにちょこっと立ち寄ったマハーバト・マクラバーである。確かに往路もオートリキシャに50ルピー払ったが、あちらは距離も長く、また途中でしばらく待っていてもらったということもあっての値段であった。
しかし人の集まる動物園前とあって、向こうもなかなか強気なのである。
時刻はそろそろ午後3時になろうとしていたので、値段交渉でもたもたするより早いとこ行ってしまった方が得策と、たいした抵抗もせずオートリキシャに乗り込んだ。
マハーバト・マクバラーは見学する人もなく、螺旋階段も自由に上がれる。
怖かった。

実はこれは「マハーバト・マクバラー」ではない。この建物は「ヴァジールズ・マクバラー」と言うのである。
なお、マクバラーとはお墓(霊廟)の意味になる。ヴァジールズ・マクバラーの最大の特徴は、なんと言っても四隅に立つ塔であろう。
塔に巻きつくようにして取り付けられた螺旋階段は、まるでカールをつけたリボンのようにも見えるが、すっかりさびれてしまい、しかも訪れる人もなくひっそりと佇む廟とあっては、優雅というより少々気味が悪く感じられてしまう。そんな塔(というかこの廟自体)は管理する人もいないのか、勝手に登れと言わんがばかりに解放されているので、おっかなびっくりではあったが登ってみた。景色はよかった。
しかし塔頂部付近は階段の手すりがなくなっており怖かった。
そしてそれは、おそらく他の部分もそう遠くない将来崩壊する可能性があるということを意味しており、むしろそちらの方が怖かった。さて、怖いのを我慢してもうちょっと左に目をやれば、何やら屋根にコブをたくさん付けた建物が見える。
実はこちらがマハーバト・マクバラーなのである。マハーバト・マクバラーは19世紀末に、バハドゥール・ハーン二世によって、マハーバト・ハーン三世のために建立された廟であるとガイドブックにはある。(ちなみにヴァジールズ・マクバラーの詳細はなかったが、まあ流れから言って「ヴァジールさんの廟」なのであろう)

こちらの廟は塔こそないが、その装飾はなかなかすばらしく、屋根を飾る大小のドーム装飾は数百もあるという。
隣に立つモスクと、さらにその隣の建物がすごいコントラストで迫って来る。

二つの廟の左隣にはモスクがあった。
このモスクのミナレット(尖塔)にも、先ほどのヴァジールズ・マクバラーのものと同じデザインの螺旋階段が巻き付いている。しかしこちらは今も使われている現役のモスクであり、また淡い黄色とグリーンの明るい色調が、まるでおとぎの国の建物のようにも見え、あの打ち捨てられたような雰囲気の廟とはあまりにも対照的だった。
おりしも金曜日ということもあり、ちょうどお祈りを終えモスクから出て来た少年たちと出くわした。
写真を撮っていいかと聞くと、みな一様に恥ずかしそうな表情を浮かべたが、すぐに嬉しそうな顔になり撮影に応じてくれた。

こんな建物がろくな手入れもなしに放っておかれるとは、実にもったいない。

さらにモスクの左隣に、古くて大きな建物があった。
かつては役所か学校か、とにかく大勢の人が集まるような施設だったと思われるが、とにかく今はまったく使われず廃墟となっていた。ジュナーガルでは街中にも素晴らしい装飾が施された古い建物がたくさんあり、そのどれもがちゃんとした手入れもされず荒れるに任せたような状態になってはいるが、あちらはまだ人が使っているからまだいいのだ。
なにしろ建物は、人が使うために造られたものなのだから。もちろんすべてきれいに修復されたら、私のような観光客には一番いいのだろうが、ウパルコート砦や動物園にあれほどいた人たちが、ここには誰も来ないくらいだからなあ・・・予算がつかないかな。

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