インドの庶民の飲み物で、温かいもの代表がチャイ(ミルクティー)ならば、冷たいもの代表はニンブー・パーニーになるのではないでしょうか。
ニンブーというのは小ぶりのレモンのことです。
見た目はレモンと言うよりライムといった方がしっくりくる、小さくて丸い形をしているのですが、インド人が「レモンだ」と言うのでレモンなのです。
で、パーニーは水のことですので、合わせて「レモン水」となり、まあいわばインド版レモネードなわけですよ。
この写真はそんなニンブー・パーニーを売る屋台なのですが、まだ早朝の出撃前なので、まとまって停まっています。通常は人通りの多い道端に屋台を置き、客の求めに応じてポンプ(箱上部にあるT字型のものです)からガラスのコップに注いで渡してくれます。
味は甘じょっぱい(甘くて塩辛い)のですが、使われている塩がイオウ臭いので、慣れないと抵抗があるかもしれません。
私は買って来てくれたものを飲んだことがありますが、直接屋台で飲んだことはありません。 だってこのブリキ張りの箱の中がどんなになっているのかが見えないため、ちょっと恐怖を感じてしまうのですよ・・・
しかしこのニンブー・パーニー、水分や塩分を補給できるので、夏場のインドでは今でも人気のある飲み物なのであります。
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