日本でドライブをしている時にちょっと休憩したくなったら、コンビニが便利ですね。
たいてい駐車場がありますし、お茶にお弁当、おせんにキャラメル~なんてものも手に入ります。また最近ではどこのコンビニでもトイレが使えるようになって来ましたので、ドライブの合間の休憩にはもってこいです。
でもインドにはまだそのようなコンビニはありません。
ではインドのドライバーたちはどんなところで休憩するのかと言いますと、この写真のようなお店が街道沿いの至る所にあるのです。大きな清涼飲料水の看板が良い目印になっていて、これなら誰でも「おっ、あそこに行けば休憩できるぞ」ってな感じですぐにわかります。
そしてこうしたお店は通りがかりのドライバーが休憩するだけでなく、近所の人たちの憩いの場になっていたりもします。ほら、そこの赤いトラクターを運転して来たおっさん(たぶん)も、ここで休憩しているのでしょう。
お店の前には椅子がたくさん並べられ、パラソルなんかも立てられていて、なんだかおしゃれな雰囲気が漂っていますが、これはわりと最先端の設備を持ったお店です。
従来型のお店では、椅子の代わりに四足の木枠に荒縄を張った「チャールパイ」と呼ばれるベッドをいくつか並べ、そこにみんなで腰掛けてチャイを飲んだりするのです。
さて、そんなお店に立ち寄って、チャイを飲みながらインドの一般市民たちと接してみたいと思うのですが、ツーリストタクシーはまずそのようなお店に寄ることはありません。
その理由としては、インドの環境に慣れない旅行者には、そこで供される食事やトイレが衛生的にちょっと無理があるということが挙げられるかと思います。
でも本当はそれよりもドライバー氏にとって「うまみ」がないということの方が大きいのでしょう。つまりツーリスト専用のドライブインに連れて行けば、ドライバー氏になにかしらの特典があるわけです。
で、そのようなツーリスト専用ドライブインが、観光地を結ぶ幹線道路の中間地点にうまいこと存在しているわけなのですよ。
さて、どこでもいいからちょっと休憩して体を伸ばしたくなって来ました。
それにそろそろ食事もしたいですし、トイレにも行っておきたいですね。
しかし幹線道路とはいえ、ビカネールへの途上にツーリスト専用ドライブインなんてものがあるのでしょうか。
*すべて2007年3月時点の情報です。
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