かつては太っていることが富の象徴であり、また美の基準であるという風潮のあったインドですが、最近ではそこのところの感覚がだいぶ変わって来て、女性の関心事は日本同様「なるべく細くありたい」ということのようです。
たとえばインドのテレビショッピングなどでも、痩身器具やダイエット関連商品などの宣伝が目に付きますし、フィットネスに関しても古来のヨガに加え、ヨーロッパあたりから逆輸入されたヨガプログラムの教室なども盛況と聞きます。
そしてここ、オールドデリーの路地裏でもこんな看板を見かけました。看板には「THE HERBEL BEAUTY POINT & FITNESS CENTRE」とありますので、まあ全身美容のお店なのでしょう。看板の「HERBEL」が「HERBAL」のことだとしたら、薬草などを使用する美容術が売りなのかもしれません。
とにかくこれを見ても、デリーの下町あたりでもフィットネスに対する関心はかなり高いということがわかるわけです。
さらに看板の一番下に赤い文字で「ONLY FOR LADIES」とあるのを見ますと、わざわざこういう但し書きをしておかないと、男性もぞろぞろ入って来てしまう可能性があるということで、つまりインドの美容志向は男女の隔てない傾向であると言えないこともなくもないのではないかと・・・
まっ、インドの美的感覚も時代とともに変わりつつあるということなのであります。
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