コーチンは天然の良港で古くから外国人の出入りが多く、そのために様々な国(ポルトガルやオランダ、イギリスなど)からの干渉を受けて来た歴史がある。
特に細く長く突き出た半島のフォート・コーチン並びにマッタンチェリーの両地区はその名残が数多く残っている場所で、ユダヤ人のシナゴーク(ユダヤ教会)、イスラム教のモスク、そして中国由来のチャイニーズ・フィッシングネットと多彩である。
そんなわけ(かどうかわからないけど)で、郵便局もこんな風に赤と白で塗り分けられ、なかなかおしゃれなのだ。以前の私なら建物の中に入って行き、カウンターにハガキを差し出して目の前で消印が押されるのをこの目で確認するところなのだが、今回はあくまでもポスト投函にこだわっているため、この正門右側のポストへハガキをコトリと落し入れたのであった。
さすがに郵便局前のポストだったからか・・・いや、そうではなくコーチンの郵便屋さんの職務に対する真面目さをもってして、2010年4月6日に投函したハガキは紛失もせず、4月13日に日本のわが家へキチンと配達されたのであった。
ちなみに消印は現在のコーチンの正式名称コチ(KOCHI)となっている。
フォート・コーチンまでフェリーで2.5ルピー(約5円)かかり、さらに私は下船場所を間違えてもう2ルピー(約4円)払ったというのに、いくらハガキとはいえ日本まで12ルピー(約24円)で行くのだから大したものである。
今回もありがとう!郵便屋さん!
そしてみんなの爪の垢でも煎じて飲めよ!ウダイプール!
[dfads params=’groups=39&limit=1′]