ちょっと前にインドのエアコンのお話しを書きましたが、その時は室外機とエアコンをはめ込む穴の写真しか載せませんでしたので、今回は前面からのエアコンの写真です。
どうせエアコンの話をするなら、正面の写真からお見せすればよかったのですが、実は前回の時にはこの写真がどうしても見つからなかったのです。
ではあらためまして、インドのエアコンです。このエアコンは窓の一部を利用して取り付けられています。
そういった意味では「ウインドウ・ファン」とも言えなくもないのですが、そんな軽やかな感じではなく、あくまでもどかん!とでっかく重たく、とても存在感があります。
それでもこの写真のエアコンは比較的新しいタイプのもので、小さいながらもデジタル表示盤とボタン式スイッチがついています。
従来型のものは、オンオフ、風向、強弱、温度調整などのスイッチは、昔のテレビのチャンネルのようなロータリー式のものです。なので時折ツマミがなくなってしまっていたりするものなどもあり、困ることもしばしばでした。
で、このエアコン、ご覧のようにベッドの枕元のすぐ上という位置に取り付けられています。
まあ涼しくていいのですが、直接体に冷気が降りかかり、あまり体にいいとは思えません。
しかもこのエアコンにはタイマーなどというものがなく(もしかしたらあるのかもしれませんが、使い方がイマイチよくわからず)、寝るときにもつけっ放しにするしかないのです。
せめてもの救いは、寝ながらでも手を伸ばせばスイッチに届きますので、寒ければ夜中に自分で消すことができるというところでしょうか。
私がこの部屋に泊まったのは5月でした。
デリーの5月といったら、日中40度を軽く超える陽気です。
そして強烈な太陽の光は家々のレンガにも照りつけ、当然このホテルの壁や屋上も日中に目一杯太陽熱を蓄積してしまうのです。
そんなホテルの部屋ですので、夜になっても気温がなかなか下がらず、結局エアコンは一晩中つけっ放しということになりました。
そして夜中、私は目を覚ますことになります。
寒さで?
いえ、
全身寝汗でびっしょりで、あまりにも気持ち悪くてシャワーを浴びるためにです。
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