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ゴアの州都は異国情緒たっぷりなのだ:パナジ

         
  • 公開日:2010年8月26日
  • 最終更新日:2022年6月3日

アンジュナ・ビーチからバスに乗り、マプサ経由でゴア州の州都パナジ(パンジム)までやって来ました。これはパナジのシンボル的存在になっている教会で、正式名称を無原罪の聖母教会(Church of Our Lady of the Immaculate Conception)というものです。
16世紀に造られた教会(建物自体がその頃のものなのかどうかは知りませんが)ということで、かつてはポルトガルから到着した船乗りたちが、無事の航海に感謝を捧げたという教会なのです。

実はここゴア州は、インドが独立を果たしたのちの1961年までポルトガルが統治していたという、インドにいくつかある特異な地域のひとつなのであります。

さて、教会を背にして振り返りますとこんな感じです。パナジはこの教会を起点にして街が広がっておりまして、ここから右方向に行きますと、マンドヴィー川という大きな川に出ます。パナジはアラビア海からこのマンドヴィー川でほんの数キロメートル内陸に入った所に位置しており、それがためにポルトガルはこの地を東方進出の拠点と定め、母国のリスボンに似た街を建設したのです。

なので今でもこの街を歩けば、まるでポルトガルに来たような錯覚を・・・まあ残念ながら私はポルトガルに行ったことがないのでホントはよくわからないのですが・・・覚えるのです。

ほら、ここにも、

またこちらにも、ポルトガル風の(だから私はよくわからないのですが、ガイドブックにそう書いてありますのでそうだと思うのですが)デザインや色遣いの建物が建ち並んでいるのです。

そんなポルトガルの統治も、1961年のインド軍の奪還作戦によって終わりを告げました。しかし今もパナジの街には、往時のポルトガルの栄光と繁栄の残光がそこかしこに見られ、こんな風に街角にたたずむオブジェの娘たちからも、どことなく母国への郷愁が漂っているように感じられるのであります。

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