昔から「空きっ腹にまずいものなし」なんてことを言います。
私は2日ぶりの食事にありつくため、ヴァラナシの路地をしばらくさまよった挙句、日本の有名な山の名前がついた食堂に入りました。もしかしたらここなら日本食っぽいものが食べられるのではないかと思ったからです。
店に入りメニューを見れば、果たしてそこには「OYAKODEN」なるものがありました。
オヤコデン?
親子丼のことかな?
なにはともあれ私はその「オヤコデン」とやらを注文し、待つことしばし、目の前に運ばれて来たのがこれだったというわけです。確かにチキンと玉子が使われていて、日本で言うところの「親子丼」のようですが、味がねえ・・・ちっともおいしくないのです、っつーか、はっきり言ってまずかったです。
まあここはインドだし、値段も88ルピー(約176円)なのだから仕方がないといえばそうなのですが、せっかくの2日ぶりの食事にこんなものを選んでしまったことを深く悔やむとともに、超空腹という最高の調味料をもってしてもおいしく食べられない料理というものもあるんだなあと、いたく感心した次第なのであります。
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