まず「痛車(いたしゃ)」をご存じない方のためにご説明申し上げると、車のボディーにアニメなどの絵をでかでかと描いたものである。
私も何度か走っているのを見かけたことがあるが、私はその度に「うっ・・・」というなんとも言えない反応を示してしまう。
しかし痛車愛好家の人はここまで読んで単純に私を「敵!」だと思ってはいけない。ましてや襲撃などしてはいけないのである。
というのも、かつて私は少女マンガ愛好家だったのである。
「かつて」というのはそう・・・20年前、いや30年、じゃないな・・・とにかくはるかな「かつて」なのだが、とにかく好きだったのである。
特に贔屓だった漫画家は、太刀掛秀子、田渕由美子、くらもちふさこ、岩館真理子(以上敬称略)などである。
と、名前(の漢字)の記憶が曖昧なのでネットで調べてみたら、某無料ネット事典の「太刀掛秀子」の項に「夫の仕事の都合で外国暮らしが長く、インドやアメリカに在住していた」とあった。
そうか、太刀掛秀子先生(ここから敬称略さず)はインドに住んでおいでになられたことがあられるでござるか。なんだか浅からぬ縁を感じて興奮して文章が乱れるなあ。
先生!私今でも「PM 3:15 ラブ・ポエム」の単行本持ってます!
えーと・・・
だから、私もアニメに登場する美少女に恋する気持ちは痛いほどわかるということが言いたかったのである。
で、話を本題に戻すとこれがインドの痛車である。これはグジャラート州のジャムナガルという町で見たけた車なのだが、白いボディーになにやらごちゃごちゃと絵が描かれている。
どうやらどれも人物画らしい。
それではもっと近づいてよく見てみよう。
何が描いてあるかというと・・・おお、さすがインド。インド独立の父、マハトマ・ガンディー(左)、ノーベル文学賞受賞者であり国歌の作詞も手掛けた詩聖タゴール(その右)、三人飛ばして(よくわからないから)ボリウッドの大スター、アミターブ・バッチャン(長髪なので若き頃)、そしてその右にノーベル平和賞受賞者、マザー・テレサというラインナップである。
ちなみにバッチャンの下に描かれているのは水野晴郎であろうか。映画って、ほっんとにいいものですね。
とまあ、今回はインドにも痛車があるというお話であったが、なぜかブルース・リー(マザー・テレサの右)は、ドアとの境がまるで大槻ケンヂのヒビのように顔の真ん中に走ってしまっており、結局彼が一番痛そうなのであった。
あっちょぉ~!
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