インドの列車は遅れることはあっても、まさか始発駅を定刻より早く出発してしまうなどということはないとは思いますが、私はいつもかなりの余裕(最低1時間以上)を持って駅に出向きます。そしてそこで列車の運行状況や出発ホームの確認、そして体重計に乗ったりなんかするわけですが、まあそのすべてが順調に行けば時間がだいぶあまります。 なのでどこかで時間をつぶさなければならないわけですが、ニッザームディン駅はすぐ近く、というか駅舎に寄り添うようにファーストフードのお店があるので便利です。私が利用したのはこの建物の左の方にある「你好」というチャイニーズレストランでした。 ここは冷房の効いた室内と外のテラスにテーブルがあるのですが、やはりできれば涼しい室内で食べたいものです。なにしろ夜行列車にシャワーはついていませんので、なるべくなら乗り込む前にあまり汗をかきたくないわけです。
しかしこの時は残念ながら室内のテーブルはいっぱいで、仕方なくテラスのテーブルで食べることになりました。 3月後半の夕刻とはいえ、すでにデリーは初夏の陽気でテラスの気温は汗ばむくらいです。 それでも暮れなずむ空を眺めながら、「あ~、テラスもあんがい気持ちがいいものだなあ」なんてことを自分に言い聞かせ、少しでも汗をかかないように発汗機能をごまかそうとしていたのでありました。
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