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2011年2月18日:パインズクラブ通信 第413号

         
  • 公開日:2022年8月19日
  • 最終更新日:2022年8月21日

その後いかがお過ごしでしょうか。

まったく・・・

花粉症に気を取られてたら、バレンタインデーの話題を出すのをすっかり忘れちゃったよ・・・

三連休の初日にラジオを聴きながら仕事をしてましたら、「いよいよバレンタインですねえ~」と言ってる声が聞こえ、「ん?」と思って慌ててカレンダーを見ても後の祭り・・・連休明けじゃん!バレンタイン。

まあバレンタインはまた来年も来るわけですし、別にそれにまつわる明るい思い出話を持ってるわけでもないですし、むしろ気づかずに通り過ぎてくれてありがと!って言いたいくらいです。なんだ、あんなの。

ということで、今週も今真っ盛りの花粉症の話題で盛り上がって行きたいと思います。ひゃっほう~!

で、先日私ふと思ったのです。

それは、あいつら私ら人間のことどう思ってるのか?ってことなのです。

もちろん「あいつら」ってのは杉のことですよ、スギ。いえ、良太郎じゃなくて木の杉のことですね、山とかに植わってる。

もっと言ってしまえば、あいつら人間の存在を認識してるのかな?ってことなのですよ。

そもそも杉が花粉を撒き散らすのは、子孫繁栄のためだと思うのです。
自分の遺伝子を広範囲かつ永世的に遺して行くということを目的とし、せっせと撒き散らしているのだと思うのです。

でも、それはあくまでも杉界での勢力争い、または他の植物との生存競争を前提としたものであって、わたしたち人間の存在を無視、というか、はなから頭に入れて考えていないのではないかと思うのです。

つまりあいつらは人間を「競争相手」、ひいては「生存競争の敵」と思っていないということなのです。

ふふふ・・・甘いな、杉。

切り倒すぞ!こらあ!

とまあ、ホントに切り倒さないまでも杉の木に向かって、「あのね、そんなに花粉を撒き散らしているとね、切り倒して桶にしちゃうよ」と脅かし続ければ、もしかしたら杉は考えを改め、花粉の飛散に頼らない子孫繁栄の道を模索し始めるのではないかと思うのです。

またさらにその模索を手伝う形で、「あのね、ものは相談なんだけど。もしあんたがよければわたしらの手で挿し木とか株分けって方法で増やしてあげてもいいんだけど。どうだろ? ねっ、あんたももう若くないんだからさ、あんまり昔のやり方とかにこだわって苦労することはないんじゃないかい」なんて言って懐柔させるという手もあるのではなかろうかと思うのです。

まあ実際のところ花粉を撒き散らしている杉林の多くは、もともと植林によるものだと思いますので、なにも杉自身がそんなに意地になって花粉を飛ばす必要はないはずなのです。杉は人の手で苗木を植えて育てられるわけですから、そんなのはまったくの徒労で実にムナシイ行為であるということを、杉は一刻も早く認識し、ただちに花粉の飛散をやめるべきなのであります。

思えば杉と人間は長い間友好関係にありました。
人は杉を育て、杉は人を育てる・・・かどうか知りませんが、とにかく杉は人間にとってなくてはならない桶の材料として活躍して来たのです。

ほら、昔から「風が吹けば桶屋がもうかる」と言うじゃないですか。

それが今じゃ「風が吹けば花粉が飛んでしょーがねえ」になってしまっています。

だから杉よ、もうこれ以上花粉を飛ばすのはやめておくれ。

そしていつまでも私たちに桶を提供しておくれ。

 

*このメルマガの後半へ続く

〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。

*このメルマガの前半からの続きです。

 

といったところで今回のメルマガはこれにておしまいです。

二週にわたって花粉症のお話をしてしまいましたが、なんでもスギ花粉症の患者は日本人の25%だということで、もしこのメルマガの読者が四人しかいなかったら一人しか興味を持ってくれず、さらに読者が一人きりだとすれば、その人はこのメルマガを片方の目で、しかもその目を半眼にして読むということになってしまうわけです。

でも私にとってスギ花粉症はこの時期どうしても避けては通れない辛い試練でありますので、もしかしたらまた書いてしまうかもしれません。何卒ご理解の上、決して配信解除などなさらないようお願いする次第であります。

それではまた来週まで、

ごきげんよう!

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